2018年11月17日 (土)

大和その9 ジブクレーンその2

ジブクレーンの工作も上手く行きそうな気配ですので途中経過をば。

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諦めきれず真鍮のアングル材って出来ないかなと思いまして再度試作。タガネでの削り出しです。一応出来たのですがあまりに薄く細く強度が無く、不用意に摘むと歪んでしまいます。一緒に写っているのは0.08mmの銅線ですのでアングル材の厚みはどのくらいになりましょうか・・・。折り曲げる方法も試しましたが割れてしまったので撮っていません。0.05mm厚真鍮板の折り曲げのほうがまだ現実的な感じでした。後日また試してみますが、今回は角材で製作を進めます。

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ジブの俯仰機構です。瞬着なら何でも良いと思いますが私はアルテコの液を使っています。結構丈夫ですよ。変なところを摘むと砕けますけど。まあどの瞬着を使っても強度は大した事は無いだろうと諦めております。メタルロックも極端に小さなものには不向きですね。

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滑車を収納する部分。外から見えるところだけアングル材風に削っております。90度にカチッと削るのはなかなか難しい。もう40倍でも良く見えないので・・・。

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で、途中思うところあってプラ材に変更しました。真鍮とプラは一長一短ありますが、今後の工程を思うと接着の問題の無いプラのほうが安全ではないかと。プラはぼんやりしたものになりますけど拡大しなければさほど違いは無く。

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プラの利点は切り出し易さ、穴の開け易さでしょう。重ねて穴の位置を揃えているところ。これまでこういう作業では瞬着の点付け等で対処しておりましたが、BONDICという接着剤を使ってみました。矢印のところが作業後に外したBONDICの塊です。

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こういうものです。あるモデラーさんが使っているのを見て買ってみたのですが、正直申しまして1/700艦船などの微細な模型工作用の接着剤としては落胆を禁じえない性能でした。

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まず、食いつきが非常に悪い。普通の瞬着に劣り、このようにPEの手摺りを付けても簡単に取れてしまいます。PE端面とプラ板表面にはしっかりヤスリを当てて荒らし、シンナーで洗浄してあるにもかかわらず実にアッサリと外れてしまいます。強度を出すにはかなりのイモ付けにする必要があるようです。しかしそれでは意味が無い。

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むしろ接着剤ではなく複製用のパテとして便利な物かもしれません。UV照射しなければ硬化しないのでシリコン型に慌てて詰め込む必要は無く、きれいに詰めたらUV照射4秒で硬化。ボラードもきれいに取れました。あとは塗装のテストだけです。べた付きは無いみたいですがその辺はもうちょっと使ってみなければ何とも。液は筆で塗る事も出来、プラの溶けるラッカーシンナーでキレイに筆を洗浄出来ます(模型用ラッカーシンナーでも落ちました)。光が届かないといけませんので片面取りに限定されますが気泡も無く透明度も高そうなので燈火の自作に良いかも。

私はこのあっさり取れてしまう特性を活かし、工作物の一時固定に使うようになりました。通常は両面テープ等で充分ですがテープが使えない場合やテープでは少しぐらぐらして困る時があります。粘着が強過ぎると外す時に壊れる、粘着が弱いと切削研磨中に動いてしまう。そんな時はこのそれなりに固定力はあるが表面を傷めず簡単に剥がせるBONDICが有効でしょう。接着剤としては問題なのですが使い方次第かなと。

模型用接着剤としてはあまりお勧め出来ませんが求めるものは人それぞれです。商品紹介動画のようにたっぷり盛り付ければ頑丈なのでしょうし、説明書にも接着面積が小さいものは不可とちゃんと書いてあります。私のような模型の作り方には接着剤としては向かないと言う事でありますので。

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続けましょう。必要な部品を全て用意して組み立てます。プラ板上にBONDICで固定しながら流し込み接着剤で接着して行きます。BONDICはイモ付けすればという条件付きですが大きな力が加わらない限りしっかり固定してくれます。外す時を考えて出来るだけ少量が良いです。光って見えるところがそれです。

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滑車が付くところもシコルスキー氏の図面に従って作りました。流し込み接着剤はタミヤの硬化の遅めのものを使っています。硬化は遅いが良く溶けてくれます。クレオスのSPは速くてきれいな仕上がりですがあまりに小さいものは外れてしまう事もあるので使い分けています。が、何を使おうがもうこの大きさでは脆弱。注意しないと簡単に外れてしまいますので腫れ物に触るように取り扱います。

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そして工作台から無事に取り外し成功。外す時にたいてい壊れますけどね。BONDICが少し多過ぎて面倒でしたが。一時固定には物によっては両面テープのほうが良いでしょう。両面テープもシンナーで粘着力をゆるくしてやると部品を破壊せず安全に取り出せます。BONDICの液が尽きるまで状況に応じて使い分けて行きたいと思います。液を補充してまで使い続けるか否かは今はわからない。

次は滑車とワイヤー、ジブの基部やら何やら。電の油絵の具もすっかり乾燥してますのでぼちぼち。

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2018年11月 6日 (火)

電その5、大和その8 ジブクレーン

11月でおます。

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ヤマシタホビー電、どんどん色を着けておりますがまだカンセーセン。

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小物を接着し終わり、もう工作は残ってないですねたぶん。何かあったかな?
ん!旗竿が残っていましたがこれは最後に取っておきます。

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キャンバスや浮標も白を塗りました。で、上塗りしようと思ったら油絵の具が乾かない。もうすっかり寒くなっているのに、真夏と同じ調子で乾燥促進剤を入れてなかったので往生こきましたわい。乾燥を待つ間に大和を弄ってました。久々ですわ。
 
 
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旗竿の続きを考えましたが気分転換にエッチングパーツと戯れたくなりましたのでジブクレーンを。艦NEXT大和用のPEです。ピット純正PEは未購入。あれってちょっと高過ぎかな。木甲板シートは要らないし、カタパルトとクレーンくらいの簡易セットで良いんですけどね、私は。

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ジブは分解して張り合わせ。接着はアルテコSSPの液。硬化したら研磨。やっぱ私もPEを曲げた後の隙間が気になります。神経質モデリングです。

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資料を見て基部の構造を把握すると、キット部品の再現性の高さに改めて感動を覚えました。細かな表現だなとは思っていましたが、下部補強構造は成型の都合で厚くなっているだけで、実に正確なものでありました(シコルスキー図との比較において)。

基部上面板の後端に欠けた様なところがありますが、説明書の図ではそうなっておらず、単に湯が回っていないだけのようです。新考証かと調べてしまいましたがなっ。

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その逆に、フジミの基部部品PEがだいぶ大きいのでびっくりしました。下部構造も簡素なものですが、これはそういうコンセプトなのでしょう。寸法がこんなに大きくて大丈夫なのか?と心配になって来ますが、フジミの純正PEは安価な割りにいろいろ付いていて応用が効き、私の好みであるという点は書き添えておかねばならない。

ジブのほうは寸法上の問題は無いです。ただ、PEの宿命とも言えますが、版ズレがあったりしてちょっと物悲しいところもございます・・・。ジブも自作しようかと思いましたけど踏み止まりました。ある程度は妥協しないとねぇ。

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基部は工数的に比較的容易なので自作します。ふにゃふにゃのプラペーパーも補強が付くとどんどんガッチリしてくるのは作業中面白かったです。また、面倒なので図面を引かずに現物合わせで進めましたので、辻褄合わせのために切り張りをしたり、接着位置を変更したりして、結果は接着剤でモワモワした表面になってしまいました。そこは仕上げの研磨できれいになるのですが無駄な手間と言えます。やはり部品図を引いて正確に切り出すに越した事は無いなと痛感しました。

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そのモワモワの処理。縫い針から自作したノミ兼スクレーバーの様な物がありますので、それで接着剤の盛り上がりを除去し、サーフェイサーを塗して乾燥を待っているところです。仕上げはペーパー掛け。研磨の技を持っていると恐れるものは何も無いのであります。

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そして揚降機構。ここもキット部品は外形寸法が正確で、艦NEXTのPEはあまりに簡素ゆえ、難しそうですがここも自作します。失敗したらキットの部品をベースに作りますので気楽に遊んでみます。

0.15mmの真鍮線を削って角材を得ます。これを束ねて行くわけです。実物はアングル材ですがあまりに手間が掛かりますので角材にデフォルメしました。末端の見えるところだけ削ってL字型にします。

アングル材も1本試作しましたがご覧のとおり8本必要なので無理。幅0.128mm程度の物ですので、曲げ加工も削りだし加工も共に部品保持の段階で既に難しいというものでありました。

しかしながら、めちゃめちゃ難しい顕微鏡細工は失敗しても楽しいです、はい。
そしてやっぱり大和は面白い。

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2018年10月 8日 (月)

電その4

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はーい、先月何も出来なかったぶんを一気に片付けてしまいましょうの巻。

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他社はどんなレベルか知りませんがヤマシタのウインチは素晴らしい。フジミもこのくらい頑張ってくだされ。愛おしい部品ですので(笑)、きれいに陰影をつけてやりたい。くっ付けてからは難しいかな?

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どんどんパーティングライン処理を進める。後檣は折れそうな気配が漂います。細い部品は危ないですな。やっぱり折れましたー。修理中の図。

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小さな部品もいちいちパーティングラインを消します。ランナーにくっ付いた状態でやってますが、しんどい。

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ループアンテナに穴を開けてみました。誰かがやってるのを見まして、これは良い方法だなと。透明部品の探照燈を塗るのは実は初めて。奥行きがあって良いものですね。銀色は目立ち過ぎかもしれません。次に塗る時は明るい灰色を試してみたい。フジミの双眼鏡も軽く加工して使ってみます。

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前檣は補強を追加するついでに位置も直してみました。正確に割り出してはいませんがこんな感じかな。凸モールドを削る時がちょっと恐怖でしたが折れる事無く成功。

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救命浮標を追加。どうもこれが無いと落ち着かない。彩りも増えますので浮標が好きです。アベールのパンター用PEから流用。汎用PEの浮標も買っておかないといかんですな。あまりそういうものを持っていない。接着は油絵の具で。きれいに付けられますし、墨入れしたように陰影も付けられ一石二鳥。ほんとうは浮標を紅白に塗ってからが良いのですが。

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探照燈台と測距儀台にも簡易工法でキャンバス張り。ラッタルの位置が開いているはずですが、電のその位置がわからず、他のIII型の写真を参考に推測で。特型のこの辺はバラバラですな。

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見張所を付けて前檣の下処理完了。駆逐艦のこの見張所がなんか好きなんすよ。おっさんが詰まってる感じが(笑)。ここ過酷な仕事場でっせ・・・。

こういう事も森恒英さんの本で教えてもらいました。艦キットに付いている小さな部品の正体が何なのか、とても分りやすく解説してくれた恩人ですよ森さんは。情報の増えた現在ではいくつか間違いも指摘されていますが、グランプリ出版のあのシリーズは不朽の名著です。

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全部品の下地処理完了。やー結構大変です。パーティングラインの処理を省略すれば早いのでしょうけどね。まだ旗竿が残っていますがそれは最後に作ります。大和用に考案した方法で。

つー事で、サフ吹いて軍艦色吹いて、ぼちぼち仕上げて参りまする。

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2018年10月 2日 (火)

電その3

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10月。もう朝晩肌寒いくらいで、あの猛暑が嘘のような。季節はめぐるよ。

はいでは9月の電ちゃん建造記録です。
が、リールに暗いグレーを置いただけで9月は去って行きました・・・。あぎょー。なんやかんやで模型に触れない日々でございました。あとは小物だけなので頑張りましょう。

このリールの索の色、鋼索と繊維索の色の違いを表現すると面白いとおもいますが調べてみてもどれがどれやら分らず。資料のある艦もありましたが特型は分らないので暗い灰色で誤魔化しておきましょう。拘らない時は茶色系にするんですけどね。

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灰色の基調色にと買ってみましたペインズグレー。たぶん顔料はブラックとウルトラマリンあたりでしょう。3色混合して灰色を作るのも面白い効果がありますが、青があまりブレないようにこれを使って仕上げ塗装をしてみたい。

今回の報告は非常に短い。悲しい。ではまた~。

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2018年8月30日 (木)

電その2

8月。フィギュア原型も模型もカンセーセンのでございまするが8月の記録を。

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前回の続き、艦橋などの構造物を塗って行きました。砲塔もちと塗りなおし。
方位盤の角にハイライトを描いてみました。ちょっと不自然か。フィギュアならどう塗ればよいかあまり悩みませんが、艦船は陰影を誇張する場合どういう按配が良いのかさっぱりわかりません・・・。

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煙突。こちらもハイライトと影を描いて誇張してます。灰色の明度を変えるだけではつまらんので黄や青を使っていますが全くそうは見えない。もっと大胆なほうが良いのか?

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が、船体に載せてみると煙突が青い。灰色の色味がバラバラでえらい事になっておりました。灰色の色味を試行錯誤しながら作っていたので、毎回絵の具各色の比率が違っていたせいですな。

仕上げ工程でフィルタリングのような事をして統一感をと考えていますが、戦車のようにじゃぶじゃぶ薄めた塗料を重ねると、余計な所に流れて行きそうで怖いです。ま、なんか良い方法はあると思いますが。

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劇的な箱絵のような仕上がりにならんものかと研究中の一枚。過度に赤青黄色に変化させるのもどうかと思いますが。戦車のように泥や埃の色を利用して変化をつける事は出来ないし、錆も多過ぎると廃船状態になります。でも、平時はともかく戦時下はそうとう汚い時もあった事でしょう。デジカメ持ってタイムスリップしたいです。

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最近落ち着いてきた軍艦色の混色方法。黒を使うのをやめました。ウルトラマリン、コバルトバイオレット、イエローオーカーの3色で良い黒が出来ますので、それをホワイトで明るくします。3色の割合をちょっとかえると色相の変化も出ます。以後はこれで統一してみたい。茶色いところは短艇用の木の色を調合していたもの。
 
もう舞鶴色とか呉色とか、全く無視してます。艦船模型では、細かいディテールを与えた上でシンプルな吹きつけ塗装を施すのがもっともリアルでそれらしくなるのかもしれません。艦船の写真を見ているとそんな気がします。ちょっとだけ汚れを加えて。今回は素組みなので塗装で遊んでおります。

油絵の具は従来よりもカラカラに油を抜いております。乾性油が少なく顔料密度が上がるわけです。乾燥促進剤もつや消し剤も不要になり、なんかとっても塗りやすくなりますね。隠ぺい力も上がります。ただホワイトはさほどでも無い。どのみち模型用塗料での下塗りが必要です。

乾性油が少ないので塗膜は弱くなっているかも。実用上の問題は無さそうです。どのみち仕上げにトップコートをかけますし。

真冬はさすがに乾燥促進剤を入れたほうが良さそうですが。この夏は促進剤を入れないほうが良い。落ち着いて作業出来ます。入れると速過ぎてどんどんパレットの上で固まって行きましたわ。

で、パレット上の硬練り絵の具を溶き油で溶かしながら筆に取ります。細い線を引く時は硬過ぎて、溶き油も乾きが速過ぎると上手く描けません。そんな時はリンシード(乾性油)を微量追加しました。つやが出て来るのでつや消し剤も一緒に混ぜます。広い面積は問題なし。

溶き油(揮発性油)はタミヤのエナメルシンナーを使っています。他にもいろいろ選択肢があるので、また何か試してみます。

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塗装を続けましょう。短艇の塗りわけも楽しい。無改造の場合、ガンネルの厚みが目立ってしまいどうしたものか?ガンネルは茶色いそうですがそのまんま塗るとたぶん駄目っぽい。

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白く塗っておきました。このほうが落ち着きますな。木の色もニス仕上げならもっと暗いのでしょうが、全体の中で明るいワンポイントとなって欲しいのでタンのような色にしました。内火艇の甲板が木の色なのか否かわからず困りましたが木の色にしておきます。キャンバスの白はもうちょい白くしましょうか。

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魚雷発射管に進む。明るくし過ぎましたが。キットの中央発射管は何故かでこぼこと荒れております。そのままとしましたやはり塗ると目立ちます。サフで修正してみたい。

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リール。パーティングラインも念入りに消しておきます。神経質に過ぎると思いますが、陰影をつけると激しく目立つでしょうね。素組みで、ろくに考証しない、PEも使わないのに一向に完成しないのはたぶんパーティングライン消しの所為だ。

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今は小物の下地処理をしています。このウインチが素晴らしいですね。ヤマシタホビーの愛を感じます。大和にも使いたかったのですが、これとは違う直結タイプのようですね。

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なかなかかっちょいいヤマシタの特型。素組みも気楽で良いですのう。考証であーだこーだもまた楽しいものですが。

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はーい、今月はここまで。来月は完成するかな??

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2018年8月 2日 (木)

大和その7 艦尾いろいろ 電その1

猛暑の7月でしたね。では大和建造記録。

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艦尾後端にフェアリーダーを接着。

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そしてコロを置いてみたところ。いろいろ考えてコロは無しで作る事にしました。

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けっこう好きなんですけどねこれ。

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カタパルト支筒の前にある隙間は左右非対称としました。

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射出作業用の足場が落とす影が混乱を招きますが、左右非対称説は妥当だと判断しました。どうでしょうかね。キットは左右対称です。リサーチの行き届いたキットなのでちょっと不安になって来ますが、まこれで行ってみよう。

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どんどんディテールを加えて行く前に、継ぎ手表現をしておこうかと。キットの錨甲板にあれだけの継ぎ手表現があるならば、この艦尾上甲板にも無いと変です。

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クレーン動力室区画や武蔵艦上記念写真の情報、建造中の他戦艦の情報を適当にミックスしてでっち上げ、マスキングテープで検討。だいたいこんなところで、プラペーパーに置き換えましょう。

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カタパルト支筒は航空作業甲板から切り離して上甲板に接着しました。被害図もそのように表現されているので充分有り得ると考えます。

また、キットの支筒はちょっと変わった形をしていますが、それもこの被害図に合わせたものだと判断し、形状はキットのままとしました。中甲板において半円形の区画を形成するならば、キットのような形状となるでしょう。

で、7月の工事はここまで・・・。
また別のキットに手を出しましたよ。とほほ。
 
 

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いやーちっこいなー、細いなー。

アオシマ 1/700 WATER LINE SERIES 限定版
英国海軍 重巡洋艦 エクセター スラバヤ沖海戦
AOSHIMA 1/700 WATER LINE SERIES LIMITED EDITION
BRITISH HEAVY CRUISER HMS EXETER

その付属品の、

ヤマシタホビー 電(いなづま)1942
YAMASHITA HOBBY INAZUMA 1942

でございます。

ヤマシタホビーの特型駆逐艦を作っているブログを拝見していると、なにやら精密なキットだなと思いまして。よく目にするヤマシタホビーのキットを一度手にとってみたくなり模型店に走りました。綾波の改訂版あたりをひとつと思っていましたが、ヤマシタのキットがひとつも無い・・・。

「ヤマシタのキットは在庫をあまり持たないんです。取り寄せになります。」

がーん!
待てんのじゃ。お、棚を見るとエクセターのセットが。即げっと。

ツイッターでは箱絵が話題になっていましたね。まさかこれを買うとは思いませなんだ。エクセターには全く興味はありませんでした(笑)。しかしアオシマの船キットも随分見ていないのでちょうどいい買い物でした。甲板にキャンバー付いてて面白そうなキット。気が向いたら作ってみましょ。

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そんなこんなで、イナヅマをおもむろに組み立て始める。素組みなら2、3日で塗装に入れようなどと考えつつもフェアリーダーを弄ってしまう。大和のせいでフェアリーダー造形にはうるさい人になりました。

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おお、ネットで見た通りのキレイな印象のキットだ。駆逐艦のキットは随分昔にピットの陽炎を買って以来です。技術、表現力の進歩に咽び泣く。

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シャンクの表現が無いので自作する。これも大和のせいだ。合わせ目も許さぬ!困った癖だ。キットの合いは良いと思いますが、上甲板の舷縁は隙間が気になるのでスパンウォーターの再現も兼ねてプラペーパーを貼りました。船首楼甲板のスパンウォーターのモールドに合わせてヤスリがけ。

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大和と違ってサフ吹きの際、手で持つところが無いな小艦艇は。ダンボール船台を用意する。

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キットの錨鎖モールドを利用してシャンクを入れたが突出し過ぎて失敗。息抜きモデリングゆえ考証はしないが、やはり少しは資料を見なくてはならない。

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リンクを追加してやると丁度良く収まる。実艦写真はこんな感じだ。しかし適当です。

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エクセターのホースパイプにはシャンクの表現がある。この程度で良いから付けておいてくれると助かる。繋留装置は大事ですぞ。

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部品の合わせ目消しに手間取る。もう2、3日で完成させる事は諦めている頃。

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砲塔を作る。砲口に穴を開けるとかっこいい。特型に詳しい方のサイトを見て適当に弄ってある。ああいう情報を提供してくれる人はありがたい存在だ。考証にネガティブな印象を抱く方も少なくないようですが、わざわざそんなふうに考える事はありません。朗らかに暮らしてください。

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ひゃっはー塗装だ。すごくハイテンションでした。塗りたかったんです。大和の塗装は何年後になるのか想像出来ない。

タミヤラッカーで揃えてみました。ダルレッドはとても良い。好みです。クレオスの艦底色は暗いように思うのです。終戦時カラー写真を見ると結構明るい印象。退色してるせいもあるでしょうけど。

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筆塗りで仕上げるのでいいかげんなマスキングで軍艦色。先に軍艦色を吹いて後に艦底色を吹くほうが良かった。そのほうがマスキングが楽ですね。ひとつ賢くなった。

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そして油絵の具でお化粧します。これがやりたかったんですが、乾燥後につや消しコートをしても隅っこの艶が残って往生こきました・・・。

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リノリウム押さえ金具もこの筆を使うと楽。モデリングブラシPROII超極細。

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筆をちょこまか動かして陰影を与えるも、結果はシンプルな墨入れと変わらず少々落胆。なんか工夫してみる。もうちょっとどうにかしたい。

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ずんずん塗り進める。じつに久しぶりの塗装だ。楽しい。

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油絵の具については次回なんか書いてみます。油はしっかり抜いたほうが良いですね。艶も消えてボカシ易い感じ。

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フレアの陰影強調、艦底色の汚れと退色などを描き込む。一層ずつ乾燥させながらちょっとずつ重ねてます。まだまだいろいろやると思います。

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ヤマシタホビー、気に入りました。良いキットですがいろいろ修正点はあるみたいで、詳しいサイトを参考に手を加えました。烹炊所煙突はこれでいいのかな?先っちょは大き過ぎたのでこの撮影の後に少しカットしました。公式図とか無いので各部の寸法はよくわからんですわ。

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素組みと言えども信号所がまっ平らだと寂しい。雷の図を参考にプラ板で簡易工作。信号旗掛けが左右非対称なのはなんでだろう~。たまにそういうのも見ますね。

艦橋を作っているところで8月に突入。はやく完成させて大和に復帰したいです。
えろフィギュアもぼちぼち完成させないといかん。


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だが艦橋塗ろう。

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2018年7月 1日 (日)

大和その6 旗竿

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6月の大和建造記録。旗竿でございます。
旗竿と空中線支柱が0.2mm、支柱のステーが0.15mmの真鍮線。

進捗はこれだけです。だんだん製作ペースが落ちてきました。ま、フィギュアも作らねばなりませんし、考証の時間もそれなりに必要で、また艦NEXTと戯れたりしておりましたし・・・。

さて旧海軍艦艇模型における旗竿ですが、地味な艤装品であるためかあまり深く研究されている気配はないですな、私の知る限りにおいては。とくに1/700においては真鍮線で三脚を立てて旗をくっ付けてお終いって事になってしまうと思います。それもやむを得ぬ事と思いますが、一度旧海軍の旗竿を調べてみるのも一興。

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細部が分る写真を集めてみました。艦によっていろいろありますねぇ。空中線支柱と旗竿が分離したタイプと一体化しているとしか見えないタイプに大別出来るかと。呉に現存する陸奥の艦尾旗竿は空中線支柱はオリジナルのようですが、旗竿は腐食の痕も無く長さも短いので模造品でしょう。引き揚げ時の写真では旗竿の存在は不明瞭でした。

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これらの情報に基き簡単に作図してみる。大和の艦尾旗竿はかなり長い。1/700で15mm程と判定しましたが、諸々バランスを取って若干短めにしました。それが最初の写真です。キットの部品よりちょいと長めと言った程度です。

そこにごちゃごちゃと小さな部品が付きます。まず、艦尾停泊燈が頂部の滑車で吊り下げられ下方には艦尾燈がある。そして十字型の信号燈が加わる。

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まず停泊燈から。これは夜間のみだそうですから製作は滑車と索だけで良い。0.047mmのリギングで索を、取り付け環を真鍮で。ともに加熱して曲げやすくしてあります。結構ちっちゃく曲げる事が出来ます。ピンセットは研いで改造してあります。

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次に信号燈。これは21号電探のPEを加工しました。これにプラの小片を付けてやれば信号燈に見えるでしょう。先のリギングの滑車部分にはアルテコを盛って滑車らしく仕上げます。

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が、0.047mmリギングと言えども二つ折りにして束ねるとかなり太く見えてしまう事に気付く。索は2本降りて来て竿のクリートで結んでいるのですが、ここは1本にデフォルメしなくてはならないようです。より細いリギングを用いても上手く行くかどうか。0.033mmの鮎釣り糸があるようですけど・・・。

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旗竿と空中線支柱の連結金具を作る。加熱した0.05mm真鍮板をさらに薄くスライスしてどうにかこうにか出来ました。折り畳んでいるだけで接着はしていません。折り畳んだところが丁度ヒンジに見えてよろし。

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そしてクリート。これを旗竿に彫った溝に巻き付け瞬着で固定し研磨仕上げ。旗索をここに引っ掛けて結び目らしき表情を与える作戦。

なんとかなりそうですが、こうした表現が必要か否か思案中です。索を瞬着でイモ着けするよりは雰囲気が出ると思いますが、1/700ではもっと簡素な表現で充分かもしれず。そんなところで6月は終わりました~。

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考証タイム。大和艦尾旗竿は分離タイプとしました。この写真で何となくそのように見えましたので。ステーが支柱に連結する部分で旗竿が折れて見えますので、おそらく分離タイプかと。

十字の信号燈もそれらしき物が見えます。しかし艦尾燈との場所の折り合いが付かず困っています。艦尾燈らしき物はどれかよく分りませんし。なんとかでっち上げるしかないでしょう。

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素朴な疑問をいくつか。
旗竿を作っていて倒す時にステーと干渉してしまう点が疑問でしたが、ここに答えがありました。片方のステーを連結部で外しておけば良いのです。なんだそんな事かと呆気に取られた一枚。難しく考え過ぎでした。

そしてこの写真もそうですが、旗竿がみょうに暗く写っている写真が少なくない。皆様は考えた事がおありでしょうか?旗竿の材質を。私もずっと鉄製だと思っておりました。本当にそうだろうかと素朴な疑問が浮かびました。

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足柄。こちらは旗竿が暗いというよりも空中線支柱が明るいと申せましょう。白黒写真で旗竿の材質や色を云々言うのは無理というもの。

手摺りなどがみょうに明るく写っている例もあります。退色具合の違いか、無塗装亜鉛鍍金状態か、何とでも想像は出来ますが結論は得られない。

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こちらは霧島と山城の艦首旗竿。金具の様子がある程度読み取れますが材質は分りませんね。

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大和の艦首旗竿はどうも分離タイプでは無さそうです。倒せるようには見えません。呉の1/10のように表現するしか無いでしょう。海底で得られた情報から空中線支柱もヒンジで倒したり分解出来たりする構造には見えません。ガッチリ固定しているのでしょうかね?

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現存する陸奥の艦首に残る旗竿のスケッチ。検索すると画像が出て来ると思いますのでご確認あれ。このように嘴状のソケットが残っていて驚きました。棒をリベットかボルトで固定する構造のようです。旗竿が木製の為に腐食して無くなっているのかと思いましたが、金属の棒でもこの構造で連結は可能で、むしろクリートの接合を考えると金属製のほうが好都合。しかし木製でもクリートは取り付けられそうです。

フランス海軍は今でも木製の旗竿を使っているとの情報を頂きました。灰色の中で彩りを添えており、模型映えするものです。旧海軍艦艇でもそうした表現があると面白いと思ったのですが。

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写真がだめなら文献です。ようやく辿り着いたのがこれ。材質は木と書かれております。雁は元は水雷艇らしくそれなりに大きな船ですが、戦艦に比べたら小船です。小船なら木製の旗竿もありましょうが戦艦の旗竿は長大です。木製で大丈夫なのか?昔の船はマストも木ですけどね。この資料だけでは何とも言えません。

他に三笠の旗竿も調べてみましたが現存する物はオリジナルなのか否かまだ結論に達しておりません。旗竿の詳細が分る戦前の明瞭な写真は少ないようで。

また、旧海軍の教本に『室内等の木具には「ゴムラック」「フレンチポリシ」、木具一般には「洋漆」「黄蠟塗具」を用いて光沢を付す』と書かれているとの情報も教えて頂いたのですが、この方面からも旗竿の材質がどうであったかは分らず。

戦前の絵葉書も調べてみました。茶色のものと軍艦色のもの双方見られます。茶色のものは単に絵の彩から塗られたとも考えられ、あまり信用は出来ませんねぇ。

駆逐艦など小艦艇はおそらく鉄製でしょう。戦艦は威容を示すため特別豪華な見た目の木製漆塗り仕上げ、またはニス仕上げでつるつるピカピカしたものかも・・、と探求してみましたが決定打は無く、模型では従来通り軍艦色で塗るのが無難と結論。ただ少し暗い灰色にしてみましょうか。

ではまた。
7月はフィギュアのネタも書けると良いのですがー。

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しぬるごつ面倒な・・・。

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2018年6月18日 (月)

1/700 艦NEXT 比叡を部分的に塗装

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FUJIMI 艦NEXT 006 日本海軍戦艦 比叡

比叡を組んだのは去年だったか。
http://nendokun.cocolog-nifty.com/blog/2017/03/1700-next-0908.html

無塗装メタルシール仕上げで飾ってありましたが、部分的に塗装を施した赤城金剛と見た目のバランスが取れてないと感じておりましたので、分解して細部塗装を施し通風筒も植えてやりました。組むだけなら一日で出来ましたが細かな塗りわけはさすがに3日くらい掛かります。

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パチ組み艦隊第一戦隊に復帰せし比叡。よく言ってる事ですが、まことに良い時代になりました。難しい工作は何もしていない、塗りわけの為に一応資料は見ますが考証はしない、にもかかわらず不思議な満足感があります。本来プラモデルはこれで良いのでしょう。昔のWLに比べて格段に精密なものになっているせいもありましょうが。シリーズ次回作の長門も楽しみです。

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塗装中の様子を。窓を黒く塗ると締まりが出てきます。窓はタミヤエナメル。だいたいファレホでやっています。

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リノリウムを塗り忘れていた。突起物もいっしょにベッタリ塗って、はみ出しは後から削ってやればいいやという作戦でしたが、防空指揮所はしぬる。はみ出さず塗るに越した事は無いようで。

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なんとか削り取り組み立て安堵するも舷燈の色を左右で間違えていた事に気付く(笑)。なぜここを間違えた?こっそり直しておいた。

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17m艦載水雷艇は塗りわけが多くて結構たいへん。作り込む時は各部をバラバラに半スクラッチ状態になるでしょうから塗りわけはかえって楽かもしれぬ・・などと方法を妄想しながら、マスキングはせずファレホで筆塗り。伸びが良く、隠ぺい力もあるのでこうした物には向いている塗料。

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95式水偵。零観は丸メカを持っていますが95式は資料本を持っていなかった。いやーしまった、搭載機の資料も要りますなあ。ミッドウェーの頃なら迷彩はしてないかも?と思い検索するも濃緑色の場合の各部の塗装がわからず。学研本の大スケール模型の塗装を参考になんとか。

日の丸は手描き。止むを得ず手描き。赤はファレホ、白フチは油絵の具。要求水準を下げてあるので一発描きでも何とか出来ました。完璧モデリングの場合は何かきれいな円を出す工夫を要する。やはりここはデカールかな。キットには水転写デカールは入ってなかったみたい?金剛のデカールは白フチがズレていてガッカリ。こういうデカールも買っておかないと。

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キノコ栽培です。これも切りっぱなしでは切り口が目立ちますね。固まるのを待って削っておきました。パチ組みの時は高性能なニッパーが欲しくなります。普段は切り口を必ず研磨するので必要を感じませんけど、手間をかけたくない時には良いでしょうね。弾薬箱等は両面テープで貼り付け。

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そんなこんなで塗装完了、合体っ。撮影環境は相変わらずですけど、お手軽フィニッシュ比叡の勇姿をご覧頂きます。たまにはこうした喜びを味わいませんと。見えないレベルの工作や答えの見付かりそうにない考証で疲れたら艦NEXT。

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2018年5月27日 (日)

大和その5 艦尾の謎と軍艦旗

5月の建造記録。今月はちょいと早めの更新。

艦首錨甲板の作業はまだ終わっておりませんが飽きました・・。
後甲板を弄ってみよ~の巻。

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短艇収容部は出来の良いこのキット唯一の切った貼ったポイントかもしれません。プラモデルの設計の際にはプラの厚みを考慮せねばならず、デザイナーさんも思うように出来ないところでしょうね。しかし、ここまで用意してくれたなら後はお客のほうで何とかしますので。

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薄々攻撃により内火ランチが収納出来るようになりました。だいぶ削りましたが完全に奥まで入れる事は出来ません。ランチの頭のほうを削って尻だけ見えているように作る予定。ランチを無加工で奥まで入れるには航空作業甲板をプラ板で自作する他無いでしょう。格納庫に沿ってこれ以上薄く削ると作業中に割れそうで危険。合わせて航空作業甲板を後ハメ出来るようにプラ板を追加し、各種加工をしておきました。真鍮の部分は自作。プラペーパーだとふにゃふにゃして危ないので真鍮。ここのPEパーツがあると楽なんですが。

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舷側小錨付近の開口部も写真を見ながら整えてみました。小錨、モンキーラッタル、塵捨管などの位置をずらす必要が生じましたが。舷縁に貼ったプラペーパーも一旦撤去。新資料入手によりここは作り直します。武蔵のスパンウォーターは空母や駆逐艦などと同様な施工になっていましたので。

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大和調査プロジェクト本はとても良い。発売時の書評が今ひとつで買わなかった事を後悔しています。メインの大和の画像のほうは確かに今ひとつ。全く役に立たないという事はなく情報は結構拾えます。それよりも武蔵艦上の未発表写真が物凄いの一言。もうスゲー!としか言葉が出ないっすよ。

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武蔵の艦尾キャプスタンを背にした記念写真を見ますと、射出作業用の足場はこのモックアップのように見えました。確かに支柱はあっても不思議ではありませんが、どう見ても自転車置き場(笑)。もうちょっと吟味してみます。

また、同じ記念写真ではカタパルト支筒と航空作業甲板の末端が繋がっていないようにも見えます。大和被害図の描写とも一致しますし、ここはそうなっているのかもしれません。可能性は高いですね。

製作はもうちょっと先になると思います。とりあえず絵に描いて考察。自転車置き場と甲板端共に誰もそんな工作をしていないので不安になって来ますな・・。


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さて、大和の模型作りでは、艦尾端にフェアリーダーが有るのか無いのかという問題を避けて通る事は出来ません。キットの状態は決め手の無い現在では無難な選択であると思います。ただ、フェアリーダーが有るとしてもコロの部分と一体になった巨大な鋳物という事は無さそうです。またフェアリーダーの部分はもうちょっと表情の変化が欲しいところ。そこで考案した3分割案と、陸奥を参考にした2分割案。

このまんま作っても面白そうですが一応自分なりに考察してみないと気になって前に進めません。学研歴史群像太平洋戦史シリーズ20『大和型戦艦2』より一般艤装図一部改正の最上甲板平面、上甲板平面。同シリーズ54『戦艦「大和・武蔵」』より140ページの水谷氏の図。それにキットの塗装図。これら4枚の図を使わせて頂きまして、微妙にズレておりますが統合の上検討してみました。

結論から申しますと結論は出ておりません(笑)。

まず繋留方法から攻めてみましたが、私は船の繋留に関する基礎的な知識も無い海の素人ですのでその点もお許し下さい。艦尾上甲板ではスターンラインとブレストラインの2ラインが最低限必要と考えて作図します。

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爆雷投下台説ではフェアリーダーは2個、ボラードは4個となります。
キャプスタンの使用に大きな問題は生じないものの、前方のボラードに索を通すと短艇軌条の上を跨いでしまい、短艇を引き出せない事になってしまいます。短艇軌条は飛行機運搬軌条よりも背が低いようで(武蔵艦尾上甲板で輪投げをしている写真で確認出来ます。)、索も軌条もダメージを受け難いかもしれませんが、これは爆雷投下台説の弱点かと。接岸中はランチを出す必要が無い(のか?)と考えても索の通り道に障害物の無い設計が好ましい。

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フェアリーダー説ではフェアリーダー4個、ボラードも4個となります。
前方のボラードにかろうじて索を通せるものの、キャプスタンへの索はクレーンの管制器と接触してしまいます。これが艦尾端にフェアリーダーは無いとする説の論拠だと同好の士より教えて頂きました。


こうして見ますと爆雷投下台説もフェアリーダー説もそれぞれ問題がある事が分ります。繋留索の観点からはどちらも素直に模型に採用出来ない。どうすれば良いのか?悶々としておりましたら閃きました。

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商船などでは索の方向を転ずる装置が付いております。海自艦艇でもDDやまぐもは大変複雑な取り回しとなっておりました。スタンドローラーやスナッチブロックの類、キャプスタンの脇に立てるローラーのような物を想定する事が許されるならば問題は一挙に解決します。甲板上にごちゃごちゃと障害物がある場合はこの手しかないでしょう。

問題はそんな都合の良い装置がこの甲板に付いているか否かです。船ですから滑車の類はいくつも積んであるとは思います。回天搭載時代の北上には小さなスナッチブロックがありました。龍鳳には防雷具用コロが付いています。大和型の甲板にもアイプレートの類はあちこちに生えております。大きな力が掛かるはずですからかなり頑丈な物でなければならないでしょう。

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そうした想定が許されるのであればこのように作図出来ます。爆雷説では見事に短艇軌条を回避出来ます。フェアリーダー説でも問題なくキャプスタンを使用出来ます。適当な位置にコロ状の物体を2個想定するだけでこうです。これは面白い。

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堀内少佐撮影の武蔵艦尾写真を拡大してみると何やら怪しげな白い点が2つ並んでおりました。いったい何でしょうね?写真に付いたゴミか?

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白い点の正体と正確な位置は分りませんが適当な位置に置いてみますと、4つのフェアリーダーからどこに索を通しても障害物を回避出来ました。艦尾端フェアリーダーの間に従来説のコロを置いてみると旗竿も何とか回避出来るかな?


では、この仮称ローラー使用説に基いて大和各時期の艦尾上甲板の様子をとりあえずフェアリーダー有り説にて想定してみます。

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公試時とトラック島入港時の想像図。何も問題は生じない。

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レイテ戦時の想像図。単装機銃架と接触しそうですが、取り外し可能な物体でもありますのでなんとかなるかな。爆雷投下台はこの位置に想定しましたが、機銃弾薬筐の可能性も捨て難く、また爆雷投下台にしてはみょうに間隔が空いています。通常片舷2基3基が密集して置かれておりますのでこの点が疑問です。今回は最終時で作りますのでレイテ戦時の考察は先送りとします。

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最終時の想像図。キットの三連装機銃台基部の位置では索を通す事が出来ないので外側舷縁ギリギリに移動。あわせて上空から見た時のバランスを考慮し機銃台を拡大。単装機銃も射界確保の為に移動。爆雷説も好きなので同居させたいのですが空間が無く断念。最終時は撤去したという事でお茶を濁す。

これでまあまあ矛盾は解消されて製作に戻る事は出来ますが、もはや考証ではなく妄想空想の類です・・・。しかしながらこうも公式図や記録写真が少ないとどうにもしようがありません。


こうして、作図上では爆雷投下台説フェアリーダー説どちらを採用しても良い事に(強引に)落ち着いたわけですが、どちらかに決めなくてはなりません。今度は写真に写っている物体の影を造形的に見てみます。実艦写真は出版物より拝借致します(引用元表記略、すみません・・・)。

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モックアップを作りトラック入港時の写真と比較。フェアリーダーを取り付けてピンボケ撮影しモノクロ化。艦尾端の物は前方左舷のフェアリーダーと同じ様な特徴を持った影として写ります。右舷のフェアリーダーも解像度の高い写真では写っているようで大きさの比較も出来ます。同じ様な背の高さと判断。

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爆雷投下台のモックアップは「爆雷手動式投下台一型」の最大外形寸法と思われるサイズで、カバー付きを想定して作ってあります。カバーには日本ニュース映像に見られるカマボコ型の物と、駆潜艇13号型の一部に見られる箱型の物があるようです。何れにしましても隙間が発生して光が漏れ難いのではないかと考えられます。カバー無し爆雷本体未搭載だと光は漏れるかもしれませんが背がだいぶ低くなるはずです。この光が漏れて来ない感じと角ばった印象はむしろ公試中の写真に近いかもしれませんね。公試中の写真にはあきらかに大きな物体が見える写真もあります。あれは臨時搭載物の類と考えてよろしいかと。

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各モックアップを上から見ますとこんな感じ。

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ピンボケ度を上げるとこう。

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レイテ戦時の上空写真との比較。撮影時間や印刷状態で何枚かあるようで。右上の物はネット拾い画像、影の正体を検討されている方がお使いの一枚。借用ご容赦下さいませ。この一枚では艦尾端の物体が作る影が前方フェアリーダーの作る影と特徴が良く似ている点が大変興味深い。矢印で示された4つの影とは大いに趣を異にし、示唆を与えてくれる一枚かも。

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フェアリーダーは真ん中が割れている為に模型のほうでも上から撮ると8の字型のボンヤリした影になります。やはりこれはフェアリーダーなのか?爆雷投下台では一塊の影になろうかと思います。2つの投下台が並べばこの8の字の影を作りそうですが、こんなに小さくはないようです。

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4つの舷縁に並ぶ影は爆雷投下台ではなく、旗竿の周囲にある影がそれだとすると、装填作業がちょっと狭苦しい感じもします。投下台には装填用ダビットのソケットがあり、その回転圏は秋月の図のごときものとなるでしょう。これを艦尾端爆雷投下台説の位置で考えますと装填不可能という事は無いでしょうがやはり旗竿の三脚が邪魔です。もうちょっと人員の作業空間に余裕のある場所のほうが良いと思うのですがどうでしょう。

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レイテの少し斜め上から撮ったものとの比較。角度を合わせた写真が撮れず恐縮。何の影が出ているのか理解出来た部分もあってこの研究方法は良いのですが、艦尾端の影の出方には違和感が残ります。実写では艦尾端の何かはフェアリーダーに見えませんねぇ。黒い塊が集まっていて何だかよく分らない。艦尾端はフェアリーダーと仮定してもその物体の間も暗くなっている感じ。何かごちゃごちゃ荷物を置いているのか。従来説の様にコロとその枠が影を落としているのかもしれませんが、旗竿は舷縁ギリギリに付いていてコロと共存出来そうにありません。呉の1/10の様にコロ枠の上に旗竿が立つ例は軽巡洋艦などに似たような処理が見られますが、大和の旗竿はかなり大きいので甲板に直接付けたほうが良さそうです。1/10の鉄塊のごときコロ枠なら頑丈ですけど。

(追記:その後、より鮮明で大きな画像を見付けました。「Naval History and Heritage Command」で閲覧出来ます。それを見ますとフェアリーダーかもしれない物体の間には特に何も無いように見えます。真上からの写真とさほど違いは無いと言う事で。そりゃそうですけどね。他にも良い写真があるので訪ねてみて下さい。)

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レイテのモックアップはこんな感じ。長く伸びる影を単装機銃と想定しましたが、キットの銃身は太く影も明瞭ですが実銃は細くて写り難いはず。盾付だと考えればある程度しっかり影が出るかも。またこの時の写真では他の場所に単装機銃らしき影がハッキリしない点も不思議・・・。

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最後に堀内少佐の写真と比較。まさにその場所が写っているのに何も断言出来ない一枚。私には艦尾端の何か暗い色の物体の手前に人が何人かいるように見えます。素直に眺めると、物体の輪郭線はフェアリーダーに似ていると思います。大きさや高さはハッキリ写っているフェアリーダーと同じ程度。いや、構造物は何も写っていないと見る方もいらっしゃいましょう。人の体の一部かもしれない。あるいは単なる荷物かも。私もこれを構造物だと断ずる絶対の自信は無いです。見る人によって、また先入観によって、様々な解釈が生まれてしまう一枚。

ま、そんなこんなでフェアリーダー有り説を推したいところですが確信は持てない結果と相成りました。爆雷投下台の装備は大戦後半であろうと思います。大和新造時の重量調査表か何かに爆雷の文字があるようですが、それは艦載水雷艇の物かもしれません。その点確認したいところですがまた今度ね。

疑問は残りますが自分の中でどうにかこうにか折り合いを付けた感です。このまま彷徨っても仕方が無いですから。決定的な資料が発見される事を祈りましょう。誰か艦尾旗竿の元で記念写真撮ってるかもよー。


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艦尾端はフェアリーダーであるという解釈で製作を再開。従来説の3分割型です。トラック島での写真に見える影はどちらかというとまあフェアリーダーかなぁ~という程度の選択理由です。コロは旗竿との位置関係が難しくおそらく取り付けられないと思いますが一応作って確かめてみます。立体で確認する方法は手間が掛かるけど良い方法。

その旗竿を作ります。実艦写真を見て簡単に設計したところ、キットの竿よりちょいと長めで15mmと判定しました。キットのほうは11.5mmくらいでしょうか。クレーン上の空中線支柱が低くなっているのでそれに合わせバランスを取ったのでしょうか?大和型はいつ頃からか空中線支柱の形状が変わっている点は知っておりましたが背も低くなっているのかな。トラック入港時の実艦写真では空中線支柱はもっと高い気配でした。公試中の写真では旗のデカさに驚嘆しましたよ。

工作方法は、軍艦旗も同時に用意して先に竿にくっ付けて、最後に旗竿を甲板に接着する手順で。そういう事なのでまずは軍艦旗から。

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軍艦旗を大真面目に取り付けた事が無いのでスケール感が有ってちゃんと揚旗索で取り付ける方法を模索。艦NEXTの余った金属シールを弄くっていて思い付いた方法が裏紙を剥がして薄くする方法でした。ナイフでカリカリと剥がして、それをメタルリギングに巻きつけて、風になびく形を与える。反対側にも同じデカールを接着してやる事は出来そうな感触で、なかなか良さそうな趣を得るも、ここで金属シールの軍艦旗が尽きる(涙)。

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やはり水転写デカールを使うしかない。試作したところ、デカールを貼ってから皺を付けても問題は発生しないと分る。

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本番。歪み表現の無いほうが好みでしたが、まあ作ってみるかと。様々な大きさの物を何枚か積んでいるとは思いますが大和の軍艦旗はデカイ!艦NEXT金属シールの広い余白部分を使用。手順は以下の如し。写真撮ってないです。

裏紙はプラの溶けるラッカーシンナーで簡単に剥がせました。ぺらぺらのアルミ箔になった状態で0.047mmメタルリギングに巻き付けます。端だけを丸めます。全体を2つに折り畳まないのでたいへん薄いです。意外ときれいに巻けます。そしてアルテコの液を浸透させて接着。

広げた状態でデカールを貼り、縫い針で自作したナイフで旗の形に切り取ります。ひっくり返して反対側にもデカールを貼る。切り取る時にたいてい破れるアルミ箔ですが、これは破れ難いですね。材質が何か違うのかな?ナイフはさほど鋭利ではないと思いますが刃の形は丸いです。5500t型軽巡の艦首みたいな形。それが良かったのかな?

切り取ったら傷を付けないように皺を付けてやります。デカールが片面しか無い時は自由に皺を付けられましたが、両面になると結構硬いのか思うように皺を出せません。少し軟化剤を塗りましたがあまり細かな表現は無理な感じ。しかしかえってそれで良かったのかも。まあまあいい感じです。しばらく乾燥させたらゴミを取って銀色の見えるところに色を塗って、つや消しクリアーでコートしておきます。

では次に旗竿をー、というところで5月終了。


5月もまた考証している時間のほうが長くなりましたが、これも模型ライフの一部。しかしこうして考察を書くと長い、うんざりするほど長い。



追記
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デカールを使わず塗装で自作可能か?信号旗で試作。

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今度は工程を撮っておきました。ただのアルミ箔でも問題ないですな。破れず切れるようになったのは私が以前より器用になったためと判明。普通のデザインナイフでも切れましたが自作ナイフの柔らかな当たりのほうが安全安心です。切り口に銅線を使ってアルテコ液を流し込んでいます。強度に不安は無いです。

塗装のほうは下地にガイアのマルチプライマー、白はラッカー、赤はファレホ、最後に水性コート。

結果は、皺が鋭過ぎて適当な布らしい柔らかさが出し難い。あまり弄くっていると塗膜が割れる。信号旗のような小さな物なら実用化可能と認む。大きな軍艦旗はデカールで両側から抑えられているほうが良い結果が出るように思いました。

また素材を模索してみます。

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2018年5月 4日 (金)

大和その4 錨鎖管など

もう5月の連休かいな。では4月の建造記録です。
4月は考証の時間のほうが長くて、工作はあまり進んでいません。
また例によって古代遺跡調べてたり。最近は小河墓遺跡とか。

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考証の成果はいろいろございましたが、とりあえず今回作った部品に関するものに留め、追々書いていきます。

先に一点。武蔵の不思議ボラードですが、これは丸めた索を上に置いているだけかも。大和ミュージアムで大きくて鮮明な画像を閲覧出来ます。どうもそのように見えるんですよ鮮明な画像では。まあたぶん普通のボラード形状でしょう。ではなぜキットがこういうモールドに作られているのかは謎。あまり深く考えないようにしますが、何が出て来ても不思議ではない旧海軍艦艇なので警戒はしておきましょう(笑)。

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では工作。
まずはキャプスタンにPawlを付けました。Pawl restは省略しました。Pawlだけでも充分賑やかなので満足してます。

接着は以前ご紹介した乾燥促進剤を混ぜた油絵の具を用いる方法。非常に小さな部品ですので、ふつーの接着剤ではダンゴになっちゃいそうな危険を感じまして。そんな時は油です。超微細な点着けが出来て、はみ出しても筆で拭き取れます。位置決め時間はたっぷり取れる。そこが一番重要かも。

リンシードと促進剤だけでも行けそうな気配ですが、色が着いていたほうがはみ出しが判りやすいですね。リキテックスのメデュウムでも行けるかも。油のほうが小さな点が打てると思いますけど。

乾燥後、サフを塗して補強と隙間埋めをしておきました。

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ケーブルホルダーの据わりを良くする為に浅い凹を彫りました。ウェーブのヤスリシートを加工して工具を自作。他に転用の利かない特殊工具が増えて行きます。

スピンブレードの購入も考えましたが、極浅い凹には不向きな感じ。一旦穴を開けてプラ棒を挿すのも良いのですが、中心点が判らなくなったり、穴拡大中に中心がズレたりしても困る。甲板を船体に接着した後では凹み量調整もやり難い。

ブレーキハンドル基部も真鍮パイプを挿して小型化するも後に撤去(後述)。

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天命により(笑)、錨鎖管の製作開始。またコンパスカッターを自作。

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ボンネットは0.1mmプラペーパー。ふにゃふにゃのプラ材ですが丸みのある物を作るのには都合が良い。

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基部。丁度良い直径のプラ棒が無いのでどうしたものかと思っていたら、ツイッターでキットの不要部品を使う方法を知る。うむ、探せば有るものですね。良い方法です。自分で切り出したものより綺麗な丸です。

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リブを付けます。

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リブと蝶ネジの数を数えました。確信は持てませんが8個のようです。一部リブがダブルになっていると判断しましたがこれも錯覚かもしれない。ピンボケ写真じゃどうにもこうにも判りませんねぇ・・・。

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ボンネットのリブの芯をプラペーパーで付けてからアルテコ盛り盛り。

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削ってサフで整えて出来上がり。ただし、リブの中央部2本は末広がりでは無いかもしれない。

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末広がりではなく、真っ直ぐ2本が平行に出ているのかも。タミヤの1/350がそのように作られているようですが明瞭な写真は拾えなかったのでよくわからんです。しかし、さすがタミヤの眼力ですな。ピットロードの解釈でも構わない些細なところですけど。上から撮った海底映像があればねー。

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海底映像と言えば、大和のほうはボンネットが無いですね。外してあったのか、吹き飛んだのか、鎖が入る穴が開いているようです。そういう表現でも良かったのですがボンネット付きで作ります。

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そして錨鎖管、完成。一応完成。ちょっと大きくなったので諸々調整、追加工作して取り付け準備中。

蝶ネジはどうしましょう。あれを作る気でいる私もアレですが、迷ってます。現状でも充分賑わいが出ておりますので、どうしたものか。先に進んだほうが良いような。天の声は聞こえません(笑)。

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と、ここで不思議な物体に気が付く。何かハンドル?がありますね。

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呉の1/10など、大型模型で見かけておりましたが、こんなところに唐突にハンドルなんて無ぇーよ、なによこれ、と思っておりましたらー

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そういえば海自艦艇にあったなと思い出し。制鎖機または抑鎖器という物だそうで。これが付いている旧海軍艦艇は何隻か確認出来ます。先に上げた大和の海底映像にも写っています。いやー俺が悪かった。気付かないものです・・・。

youtubeで錨甲板の作業風景を観ていますと、大きく重い鎖がすごい勢いで動いているとかなり怖いものだなとわかりました。火花散ってるし。なるほど安全装置やら固定装置やら、様々な装置が必要なわけです。

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さらにハンドルについて考察していると、武蔵のブレーキハンドル基部に何やら四角い物が見えて来ました。長門や鳳翔などで確認出来ます。ハンドルのギヤケースでしょうかね?分度器みたいな何かの指示器または操作レバー状の物があって面白い。

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さっそく作りました。分度器みたいな部分は省略。
すでに作ってある4本腕の照準器応用のハンドルは抑鎖器のほうに回して、ブレーキハンドルは出来るだけ実物に近い形で6本腕の物を作ってみます。

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これね。ではまた次回。

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