2019年8月20日 (火)

"Dottie Mae"

Tamiya48p47d001
TAMIYA 1/48 SCALE AIRCRAFT SERIES NO.90
REPUBLIC P-47D THUNDERBOLT "BUBBLETOP"

"Dottie Mae"
USAAF 9th Air Force
405th Fighter Group
511th Fighter Squadron



2019年8月20日、完成。
飛行機模型初心者ゆえ苦労しましたわい。

Tamiya48p47d002 Tamiya48p47d003
Tamiya48p47d004 Tamiya48p47d005
Tamiya48p47d006
当初はキットのデカールを貼っておりましたが白黒のチェッカーはどうも面白くない。米陸軍機ならえっちなねえさまを描かなきゃならん!と無謀にも手描きを始めてしまいました。このデカールも出ているらしいのですが国内では売っているところが見付からず。ピンナップガールの別売りデカールは軒並み売り切れで実にけしからんですな。

Tamiya48p47d008Tamiya48p47d009
Tamiya48p47d010Tamiya48p47d011
素組みですので特筆すべき事は何も無いのでござる。マーキングはだいたい手描きです。なんとかなるもんですな。しかし、ウェザリングに油絵の具をべったり塗ったせいであちこち指紋や埃だらけで仕上げはあまり美しくない。ねえさまも油絵の具です。いろいろ勉強になった一作。


P51d033 P51d034
1/72のP-51もえっち飛行機になりつつあります。ではでは~。




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2019年8月15日 (木)

近況2

P47d060 P47d061
8月。
まだ飛行機作ってます。

P51d030 P47n001 P47n002
増えてますし・・・。

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2019年7月19日 (金)

近況

P47d045
友人から安否確認のメールをもらってしまいましたわ。いやーこっちの事を忘れて飛行機作りに没頭してました。もりもり元気ですよ。
ずーっと長門の考証やってて疲れましたので無心でプラモを作っているという。積みプラからタミヤのP-47。

Nagato300 Nagato301 Nagato302
長門のほうは防雷具の研究をしているところで休止。

Nagato306
壁のにょろにょろを設置し、

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防雷具の量産に入ったところで飽きたー。
まだまだ長門研究は長く続きますから、まーちょっと休みましょう。
飛行機が出来たら艦隊勤務復帰と行きましょう!

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2019年5月 6日 (月)

長門考証模型の現状

気が付けば新時代。令和最初の記事です。

Nagato197 Nagato198
Nagato_research073 Nagato_research072
今回の記事で長門艦橋の考証は終了予定でしたが、新資料の入手とその解析に時間を取られておりまして工作はあまり進展せず。

Nagato200 Nagato199
ようやくセルター甲板等の小さなモールド再生に着手したところです。

Nagato195 Nagato188 Nagato187
煙突や探照燈台、高角砲指揮所の考察工作も開始しています。

Nagato_research065 Nagato_research056
驚嘆すべきは高角砲指揮所から探照燈台に伸びる通路が左右非対称な点。上部平面図でもそのように描かれております。

艦橋も含めてこのような新情報が山盛りで、まだ充分まとめきれておりません。記事にするには時間が掛かろうと思いますので、今回はとりあえずコツコツ進めておりますよ~という状況をお伝えするのみと致したく。

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2019年4月 1日 (月)

陸奥の艦橋も考察

ココログがリニューアルされたのでちょっと混乱しています。慣れりゃいいのでしょうけどね。記事作成画面でいろいろやってみる為、陸奥について書いてみましょう。陸奥はあまり調べていないのですが、同好の士とのやりとりの中で辿り着いたひとつの結論がございまして。

Mutsu018 Mutsu019 Mutsu020
アオシマの1/700陸奥を用いて左舷だけ改造してみました。右舷が従来考証ですね。
それを反転して「海人社傑作軍艦アーカイヴ3」の106ページ掲載写真と比較。

陸奥の従来考証は大改装完成直後のまだ煙突に機銃台も無い頃の図面をベースとしており、それは必ずしも開戦時の状態を完全に表現したものでは無いと思います。開戦前後の良い写真も少ないようで、止むを得ないところはあるでしょう。したがって陸奥も再考の余地は残っております。


Mutsu021
陸奥の羅針艦橋後部も開戦時には長門と良く似た改装がなされている可能性を考えております。具体的には、60cm信号探照燈が哨信儀付き双眼望遠鏡の射界を遮らないようにブルワークの外に追い出され、なおかつ少し低い位置に下げられているという考え方です。

Mutsu016 Mutsu017
こちらは製作途中の一枚。立体化するとこういう状態になろうかと思います。

Mutsu_research006
引用元/海人社「世界の艦船 1994年11月号増刊 新版・連合艦隊華やかなりし頃」86ページ。

写真の解説では前檣楼のどこかという事ですが、哨信儀(山川燈)や斉動信号燈らしきものからして、おそらく羅針艦橋の後部左舷であろうと考えております。陸奥開戦時のこの部分は明瞭な写真はありませんが手掛かりとなりそうな一枚です。

Mutsu_research002 Mutsu_research010  
そしてこれら不鮮明な写真からは大改装直後のシンプルな形状と比べると60cm燈の部分が少し低くなっているように感じられます。哨信儀と60cm燈が同じレベルにあると何かと不都合ではないでしょうか?哨信儀のあるブルワーク平面形も影の出方からして三角形の可能性は高いと思われます。

とりあえずこんなところで。
またいろいろ追記しておきます。ココログに慣れるために。
なんかいろいろ変ですわー。しばらくブツブツ言ってると思いますが笑。



参考文献/引用元。

海人社「世界の艦船 1994年11月号増刊 新版・連合艦隊華やかなりし頃」/海人社「世界の艦船 2017年2月号増刊 傑作軍艦アーカイブ3 戦艦長門型」/他

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2019年3月11日 (月)

戦艦長門の考証 その1艦橋(2)

Nagato184
長門艦橋その後です。セルター甲板も加わり、司令塔艦橋と下部艦橋との合わせ目を磨いているところです。左舷は完了、次は右舷というところですが一旦まとめておきます。右舷も終わったら壁面の失われた小さな物体の再生です。まだ終わらん・・。

Nagato176 Nagato177 Nagato178

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現在の状態。小さな構造物は両面テープでの仮付けです。ではここまでの作業の様子をば。

Nagato148 Nagato149
9、「下部艦橋」の続きから
現物合わせで複製した木甲板を切り出す。後ハメはかえって難しいです。こうしたものはスクラッチのほうがきれいで簡単でしょう。今回は隙間が出ても良いので気は楽ですが。

Nagato150 Nagato151
ブルワークとのキワが折れそうで(この後折った)スリル満点。砲座の下は鋼板がこうなっているように見えましたので自作。たぶんこうした継ぎ手のような物があるのでしょう。

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塗装して無事合体。まだ接着はしていない。ナノドレの高角砲がやっぱりカッコイイが検証模型には勿体無いか。連装機銃はナノドレにしないと大き過ぎてブルワークに余裕が無いが、高角砲はさほどオーバースケールという事もない。

Nagato153
吸気筒はキットの物を加工。天窓はキットから剥ぎ取ってきましたが、後でもう少し大きくしておきます。丸窓の数も8個にします。とりあえず乗せる。

天窓の左右は缶室吸気筒らしいですが、これが左右非対称形だったとは驚きました。あの平面図が無ければ誰も分らなかった事でしょう。ここの写真はあるのですが爆撃後なので歪んでおり、まさか非対称とは思いませんでした。

Nagato155
そしてキノコ栽培です。まず主要な物から。このくらいが丁度いい感じ。

Nagato156 Nagato157
キノコ育ち過ぎ。レイテ戦後の爆撃被害写真に写っている物を全部付けてみるとたいへん鬱陶しい。BONDICで留めています。全部付けるか悩みますね。

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後ろの壁の扉、窓、通気口を再現。が、ここで甲板の作り直し。ブルワークのプラ厚等を考慮せず作っておりましたので、高角砲の旋回中心が内側にずれておりました。ギリギリまで攻めてみました。砲座内の継ぎ手は省略。今度は写真の印象に近付いた。

Nagato161 Nagato162
10、「セルター甲板」
行ったり来たりも厭わぬ。セルター甲板部品はキットのダボ穴を埋めて使用。

Nagato164 Nagato165
まず副砲。キットの物は実はだいぶ大きい。素組みでは気になりませんがここも検証します。自作は避けたいので代用品を探したところアオシマ陸奥の物が大きさ形ともに大変良い印象で採用。特長門の物も大きさは良好。

Nagato167
砲廓下縁も修正。キットは砲盾の直径が大きいせいかハミ出さないように折角がたくさん与えられているようです。各社各キットいろいろ違っており面白いものです。

Nagato166
そして砲廓の成形中、何か砲の取り付け位置に違和感を覚える。均等配置ではないのか?

Nagato_research053 Nagato_research054
写真では何とも判断が付かぬところがございました。船外側面図に答えがあるでしょう。キットほど不均等では無さそうなので、妥協点を見出し何とか収めました。下部艦橋の形状にも影響するので難しいものがあります。

Nagato168
このように決定をみました。壮絶な切り張りでございました、はい。

Nagato169
セルター甲板の後端、フジミは艦NEXTでも特長門でも探照燈台との間に隙間が出来る点がみょうだなと思っておりましたが、陸奥には隙間は無いのでそのようにしておきました。内部は煙路と通路の空間があるのでアオシマに準じて加工しました。

Nagato170 Nagato171
木甲板はプラ板を外周に貼って少し大きくしています。船縁の造形的特徴を検証するための処置ですが、これは次回の記事にて。

Nagato172 Nagato173
ようやく接着に漕ぎ着けて一安心。こうして見るとだいぶ違うもんでしょう。興味の無い方には間違い探しのレベルでありますが・・・。

Nagato174 Nagato175
2番主砲塔バーベットも合体。合わせ目にキットのランナー欠片やねっとり系接着剤を塗し、完全硬化したら研磨。研ぎに使う工具はこんな。必要な場所に合わせて好きな形に切り出せる便利なWAVEダイヤモンドやすりシートです。カッターで切ったら端面をナイフ状に削ります。するとスクレーバー的な効果も併せ持つようになりますのでガシガシ削れます。目詰まりも無い。

Nagato181 Nagato182 Nagato183
で、また通風筒を仮付けして今はこんな。右舷の壁を磨き終わったら小物の再生。ディテールの調査中です。

あと一回で艦橋は完成と行きたいです。
ではまた~。



参考文献/引用元。

デアゴスティーニ・ジャパン「週間 栄光の日本海軍パーフェクトファイルNo.14 長門型戦艦」/潮書房「丸スペシャルNo.54日本の戦艦」/潮書房光人新社「丸1月別冊 第二次世界大戦 日本の戦艦 大百科」/光人社「日本海軍艦艇写真集1 戦艦 大和・武蔵・長門・陸奥」/Gakken「歴史群像シリーズ 帝国艦隊の礎 八八艦隊計画」/Gakken「歴史群像 太平洋戦史シリーズ15 長門型戦艦」/海人社「世界の艦船 1981年11月号」/海人社「世界の艦船 1994年11月号増刊 新版・連合艦隊華やかなりし頃」/海人社「世界の艦船 2017年2月号増刊 傑作軍艦アーカイブ3 戦艦長門型/モデルアート社「モデルアート3月号臨時増刊 No.796 スーパーイラストレーション 日本海軍戦艦 長門」/他

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2019年2月10日 (日)

戦艦長門の考証 その1艦橋

Nagato137
ご無沙汰です。近年の新考証を取り入れて艦NEXT長門を改造しています。

現在ここまで。司令塔艦橋と下部艦橋の基本形状を出して、小物をちょっと作ったところ。ここは完成まで大変手間が掛かるようですので、一旦作業記録をまとめておきます。ひと月で出来ると思いましたけどね。いやはや、簡易工作と言えど直すところが多くて、一番美味しい下部艦橋に辿り着いたところで息切れして来ましたよ・・・。

Nagato071 Nagato072
1、では「主砲射撃所と戦闘艦橋」から。射撃所前面のブルワーク形状を角型に変更。V字型なのは陸奥。他にヤードの位置を変更します。ループアンテナは特シリーズ長門から流用。出来るだけ部品を自作しないように進めます。昭和16年~17年の開戦時仕様で改造します。

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ヤードは方位盤の前方、最後部窓枠の直上から生えています。上部平面図で気が付いた点ですが、写真でもやはりそのように見えます。

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戦闘艦橋は遮風装置と窓、そしてブルワーク形状を修正します。キットのランナーを接着剤で貼り付けて削る方法です。面白いのですけど微妙な調整が面倒で、パテサフを用いたほうがその点では楽ですね。

ただ艦NEXTは改造も気楽に取り組めます。一層出来たら組み立てて写真と比較しニヤニヤし、またバラバラにして次に進む。スナップフィット性は維持。部分的に塗りますが軍艦色は絶対塗らないと心に誓う。つや消しクリアを吹くとキレイですが、何か発見次第改修しますので無塗装を貫く考証検討用モデリングです。

Nagato_research011 Nagato_research011b
遮風装置は真っ平らな平面に付いているのではなく上下に反りのある面に付いています。顎に相当する部分も少し下方に伸ばします。また、良く見ると遮風装置前面には小さな板がコッソリ隠れているらしいです。影の出方からしてたぶん何かあります。

窓は前面5つ、側面6つです。前面は傾斜しています。傾斜はもっと強くしたほうが良かった。ブルワークは反りの有るところ無いところ、低くなっているところに気をつけました。

Nagato_research012
戦闘艦橋の後方はテーパーが付いています。

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Nagato081 Nagato082

Nagato078
はい、こんな感じです。お眼目パッチリな美人になったかと。下層を作っていて思いましたが、この戦闘艦橋の改造が最も効果的ではなかったかと。他はやらなくても良いくらいに。遮風装置の造形は把握が難しく微調整の必要があります。が、どんどん下へ進む。

Nagato080 Nagato083a
2、「測距所/防空指揮所」2キロ信号燈はヤードの中心線上にはありません。中心から偏った9字型の足場の上に載っています。キットのヤードは太いので実物通りには行かず、雰囲気だけ出しておきました。

Nagato083b
当初は省略していたのですがやっぱり目立つ砲術長休憩所を追加。そんなに広くない感じですが、中はどうなっているのでしょう?

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後部の防空指揮所は42年の写真から位置が高くなっています。下部補強構造を見ると模型みたいに切り取ってそのまま持ち上げたような感じで面白いです。戦闘艦橋遮風装置も昭和16年10月の写真と17年8月の写真では若干違って見えるようですので、その頃にわざわざ改造したのでしょうか。

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3、「測的所/副砲指揮所/照射指揮所」ここはものすごく面倒でした。作業は見張り方向盤を撤去する事から始めます。あれは昭和16年5月の図面にはまだあるように見えますが、昭和16年10月の一連の写真で撤去が確認出来ます。撤去後は何が置かれているのか?奥は機銃射撃指揮装置らしいですが、手前は何も無いのではないかと考えています。風除けか転落防止にただキャンバスを張っているだけかも?後でそこを作って考察するつもりです・・・。

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測的所から照射指揮所へと伸びる段々形状のブルワーク。奇妙な感じですが確かにこうなっているようです。段々部は陸奥にもあるらしい。小さな三角部(青着色部)にも注意。側面のブルワークも折れる場所が2箇所あります。

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記録写真、海底映像や公式図からいろいろ分ります。まずブルワークの反りの有る無し。副砲指揮所はほぼ新造で、後部へ1mm程延長。平面形状は不明瞭ながら天井と下部側面のカーブが異なって見えますが果たして?

昇降口はキットの位置に無いと判断。ラッタルは後部にあります。伝令所らしきものは中央へ移動。今回は寸法を出しておらずイメージ優先で進行。面倒でも一度図面を引かなくてはなりませんね・・・。


Nagato087b
その後、測的所の一段高くなった床の形状を小変更。見張り方向盤のあった空間への出入り口らしき小さな穴が確認出来ますので、そこを塞がない形状になっているものと思われます。陸奥がそうですね。

Nagato087c Nagato_research047 Nagato_research048
そして写真を見ていて浮かんだ謎がひとつ。後部も開戦直前に見張り方向盤は撤去済みです。一段高くなった所にシールド付きの光学機器は何も見えない。にもかかわらず側面写真ではそこに立つ水兵さんの姿は胸から上しか写っていない。ブルワークが側面にあるのだろうか?と作ってみました。確証は何もありませんけど今回の工作はこうやって何でも検証してみる事が目的です。

(追記)
ブルワークではなく、見張方向盤の支筒が残っているのではないかと考えてみました。実際に残っているのかは判然としませんが・・・。
Nagato_research047b Nagato_research047c Nagato_research048b
高角砲指揮所のように丸い支筒だけ残っている状態も有り得ると思います。ブルワーク説よりは多少可能性は高いかも。

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陸奥も調べてみました。電話室の左右に支筒らしき丸い線が見えるような見えないような。高角砲指揮所のほうは蓋を被せているようにも見えますね。いずれにせよ長門陸奥共に開戦時にはここに見張り方向盤のシールドは存在しないという事は言えます。双眼鏡部を単に取り外しているだけかもしれませんが、ブルワークから双眼鏡らしき物が顔を出していないので機器本体も無さそうな気配。長門型のキットではこの見張り方向盤のシールドが必ず付いて来ますけど、開戦時の測的所後部においては支筒を残しても良いと現時点では判断しておきます。
(追記終わり)

Nagato090
測的所の検証。シャッター部を小さくした事でカッコ良くなったかと。ここも効果的な部位。

Nagato092 Nagato093
ただし、測的盤シャッター部ブルワークの造形に調整の要有り。なかなか難しいのね。

Nagato094 Nagato095 Nagato_research022
4、「主砲予備指揮所」ここは簡単、開戦時仕様とするため待機所上端をカットするだけ。一番上の窓位置に問題がありますが後回し。長年の疑問であった待機所内部の様子も判明。閉鎖区画ですね。窓の位置も納得です。

Nagato096_2
一体化している見張り指揮所の屋根は見張所の工事にて。

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小ネタがひとつ。左舷1.5m測距儀の横に小さな箱が現れます。右舷には無い。中に棚の有るロッカーみたいな物か?昭和16、17年には無い。19年レイテ戦時にあったのかは不明な謎の物体。この箱のためにわざわざ甲板を拡張している点に注意。だたの物入れのためにそこまでするのか?何はともあれ最終時モデリングには必要でしょう。

Nagato097 Nagato098
5、「見張所」
6、「羅針艦橋」
7、「副砲予備指揮所」

これらはいろいろ絡み合っているので同時に進める必要があります。新考証の目玉は下部艦橋ですが、羅針艦橋の後部も見直すべきかと。特シリーズ部品で検討してみました。

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従来考証に基いたキットではどう傾けても実艦写真の線は出ません。何か変だと思いませんか?正確な形状は諸艦橋平面図でも無い限り不明ですが、概ねこのような形状ではないかと。

機銃座から伸びた支柱の位置を割り出し、そこから山川燈付き双眼鏡のある三角の張り出し部とその周囲の形状を求めて行きました。この機銃座から伸びた支柱に斉動信号燈が取り付けられますが、今回はそうしたあまりに小さな部品は作らない。

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見張所はすぐに終わると思っていましたが、だいぶ削り込む破目に。窓枠の再生に特長門用PEが使えないかと思ったら、従来考証に基いて窓の数や形状に難があり落胆す。

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伸ばしランナーで再生。

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見張所窓の数はいろいろな可能性を考えましたが陸奥に準じておきました。窓枠は取り外し式らしく、キャンバスで塞いだりしていますので写真判定では何とも言えず。船外側面図に答えがあるでしょう。

前部機銃座の前方ブルワークには扉があると考えられます。他に、見張所窓の高さ、ブルワークのテーパー、少し低くカットされているところなどにも注意。

Nagato_research028 Nagato105
断言は出来ませんが、前後甲板の境界に背の高いブルワークは無いと判断しました(黄色着色部)。少なくとも測距儀支柱の三角補強が隠れるほどの物は無く、スパンウォーター程度の高さではないかと。

Nagato_research032 Nagato_research033 Nagato109
羅針艦橋横の観測ボックス。単純な箱型かと思っていましたが上方に広がる造形らしく、明瞭な陸奥を参考に製作。前面には扉有り。陸奥は開戦時すでに撤去されていますが、長門は17年夏にはまだこれが有り、19年ブルネイの写真で初めて撤去が確認出来ますね。

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考察に基きいろいろ工作中の図。副砲予備指揮所も羅針艦橋とくっ付けます。

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信号所から下に降りるラッタルは直通ではなく、一旦踊り場で向きを変えるようですが平面図や上空写真では見えず・・・。演習砲にぶつからない位置でなくてはなりません。

また作戦室は支檣より後ろに出ています。大改装前からそうみたいですね。船内側面図ではラッタルが作戦室壁面で向きを変えています。写真でもそのように見えますね。

Nagato_research035
謎の箱。素直に考えると信号旗箱ですが・・・。動画に写っている物がそれかと置いてみましたら小さ過ぎてこれじゃない。3つの赤着色部が箱の支持架と思われます。手摺りとの比較からも謎の箱はもっと大きいはず。上部にキャンバスを掛けた金属箱のようですがとにかく謎な物体。

旧海軍では米海軍や海自のような旗箱は使っていないという認識です。他艦で類似の物が写った写真を探しているのですが未だ発見出来ず。長門には米国式の旗箱があるのかもしれませんが答えは見付かりそうに無い。

Nagato_research036
窓の数。羅針艦橋はキットの状態で良い。が、最後部の窓の有無は確証が得られません。大改装完成時は有るようですが開戦時は無いのかも?あるいはここも取り外し式か?

副砲予備指揮所の窓は14枚と推定するも後部2枚が見える写真無し。他に機銃台設置後は雨樋も変化しています。機銃台の真下に雨樋は不要ですから。排水パイプも高解像度モデリングでは必要か。

Nagato112 Nagato111 Nagato113
そんなこんなで細かな工作の多かった3つの階層の工作完了。

Nagato114
羅針艦橋の平面形状はこうなりました。だいぶ違うものだなとシミジミ。寸法的な精査が必要ですが私の手には負えそうに無いので、写真から割り出す能力を持った方にお任せしたい。模型誌等で新考証特集をする際にはぜひ推定図面を描いて頂きたいと念願する。

Nagato117 Nagato118
出来上がったら必ず写真と比較。んーまあまあ。何が足りないか良く分ります。長門は大和型に比べると馬に食わせるほど写真が残っていますが、考証図絵やキット開発にあまり活用されている気配が無い・・・。もったいない事です。

Nagato_research038 Nagato_research039 Nagato_research040 Nagato_research041
先の検討図の画像入れ替え。

Nagato120
8、「司令塔艦橋」
9.「下部艦橋」
やっとここに辿り着くもだいぶ疲れてます。この記事を書くのも大変です。数回に分けるべきでしたわ・・・。だが頑張りましょう。

木甲板モールドが必要ですが自作は避ける。艦NEXT赤城飛行甲板をシリコン型に取り、ポリパテ複製して用意。フジミさんにはこの木甲板や滑り止めモールドの付いたプラ板を出して欲しいが需要はまず無いだろう・・・。フジミの滑り止めモールドは繊細で好みです。スクラッチ派、改造派には便利なアイテムかと思いますが。

Nagato121 Nagato122
改造開始。こんなに変わってしまって大丈夫なのかと不安有るも、写真を見るとやはりこうなのだろうなと。

司令塔にはテーパーを付ける。キットでは無視されがちですが大和みたいにテーパーがあります。スリットは5つと推定。

Nagato123 Nagato124
下部艦橋も切る。上部平面図のおかげで正確な形状が得られました。見積もりとはちょっと違ってましたね。

Nagato126 Nagato127 Nagato128
司令塔艦橋は甲板の位置を下げます。大胆なるくり抜き工事。1/700インジェクションキットにおいては諸事情により甲板が上げ底となるのは止むを得ないところ。甲板撤去後は脆弱なので慎重な取り扱いが必要。限界まで下げます。信号所の検証の為に充分なるブルワークの深さを確保しておきます。

Nagato129 Nagato130 Nagato131 Nagato132
甲板を現物合わせで切り取りタミヤの甲板色で塗装。装填演習砲も機銃も深々と埋まってくれて気持ち良いですな。構造物のほうは逆に壁を付け足します。1.2mmか1.3mmくらい不足する結果となってます。

Nagato133 Nagato134 Nagato135
工事は順調に進展。

Nagato137_2 Nagato138 Nagato139b
そして基本形状が整いました。一番面倒なところです。いやはや疲れましたわ・・。

Nagato147
素組み状態のキットと比較。うーむ、こんなに違うか。私の改造が正解と言うわけではありませんが、実物により近付いてはおる事でしょう。

Nagato141 Nagato142 Nagato143

Nagato144 Nagato145 Nagato146
写真と比較。

Nagato136 Nagato125
では考察を。ここの焦点は下部艦橋後部の平面形ですが、司令塔艦橋側面の三角部(実は四角形)とその下のブルワーク凹部も考証図絵やキットで再現されない悲しみ深い部分。工作はキットの三角部(実は四角形)を後ろに伸ばしつつ外に広げ、三角部を削り出す感じです。

Nagato_research042 Nagato_research043 Nagato_research044
こんな感じに。

Nagato_research045 Nagato_research046
そしてブルワークの開いた部分(実は開いていない)には舷燈らしき物体があります。燈火である事は間違いないでしょう。非常に明瞭な写真も存在します。

しかし舷燈は羅針艦橋横にも付いており、二重に装備している事になり不思議な感じです。大改装完成直後からずっとそうなのです。接収時は羅針艦橋横の物は外れていますけど。

今回は以上です。続きは改めて。しばらく休もうか・・・。



平成も間もなく終わろうとしている今日、去年出たばかりの新キットも昭和の古い考証をベースに作られており、私はちょっと悲しい。

長門は古い不二美術模型出版部の考察がベースとなって考証CGやキットが作られていると思います。公式図も出て来た事ですし、もうそろそろ何とかしたほうがよろしいのではないかと。

しかし不二美術模型出版部の長門本は不朽の名著です。所有はしておりませんが読ませてもらった事があります。感動しましたねぇ。先人の考証を否定して誹謗中傷するのではなく、新情報を上書きして行けば良いだけの事です。新しい世代がどんどん新情報を加えて行けば良い。そして考証は分厚く、確度を増して行く。古い考証もかつてはこう考えられていたという事が何らかの示唆を与えてくれる事があるかもしれない。考証は誰かとケンカするためのものではないですね。

 

考証では大和武蔵が羨ましい状況です。フジミさんもまた大和を特シリーズで作ると本日発表がありました。やはり人気では敵いませんかな長門陸奥は?


参考文献/引用元。いつもすみません・・・。

デアゴスティーニ・ジャパン「週間 栄光の日本海軍パーフェクトファイルNo.14 長門型戦艦」/潮書房「丸スペシャルNo.54日本の戦艦」/潮書房光人新社「丸1月別冊 第二次世界大戦 日本の戦艦 大百科」/光人社「日本海軍艦艇写真集1 戦艦 大和・武蔵・長門・陸奥」/Gakken「歴史群像シリーズ 帝国艦隊の礎 八八艦隊計画」/Gakken「歴史群像 太平洋戦史シリーズ15 長門型戦艦」/海人社「世界の艦船 1981年11月号」/海人社「世界の艦船 1994年11月号増刊 新版・連合艦隊華やかなりし頃」/海人社「世界の艦船 2017年2月号増刊 傑作軍艦アーカイブ3 戦艦長門型/モデルアート社「モデルアート3月号臨時増刊 No.796 スーパーイラストレーション 日本海軍戦艦 長門」/他

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2019年1月 7日 (月)

謹賀新年

Nagato075
あけましておめでとうございます。

Nagato074
キットのランナーを利用して長門を弄ってます。好きな艦はいろいろ気になってしまいます。解像度はキットのレベルを維持しつつ、パテやサフを用いず無塗装のまま、新考証の検討用模型として簡易工作しております。また大和建造が中断されますけどね。

Nagato081 Nagato082
特シリーズの部品を流用し、昭和16年、17年の開戦時仕様で作っております。

Nagato086 Nagato087
トップの主砲指揮所から始めて、測的所/副砲指揮所の工事進行中。

Nagato076 Nagato088
低解像度工作でもかなりの大改造になってしまいますが、手を加えただけの効果はありますな。

Nagato085
下部艦橋まで出来ましたらまた記事をまとめたいと思います。

Nagato091

Nagato090_2

Nagato092 Nagato093
ではでは~。

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2018年12月22日 (土)

1/700 艦NEXT 長門

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ドドドドーっと、パチ組みブンドド艦隊旗艦に就役した長門の勇姿であります。

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FUJIMI 艦NEXT 013 日本海軍戦艦 長門
昭和19年/捷一号作戦

はい、ここ数日は独りで長門祭りでございました。昨日めでたく竣工。ちょっと考えている事がありますので、今回はボーナスパーツの通風筒等は付けない状態でとりあえず就役としました。単装機銃や土嚢も載せないとあまりレイテ戦の雰囲気は出ませんね。それらも全てセットされているのでテンコ盛りに出来ますよ。

さて、米粒モデリング自慢の当ブログですが、艦NEXTの記事が良く見られているようなので、購入をお考えの方やこれから製作される方が見に来られているのか?と思いまして、お役立ち情報もしっかり書いてみたいと思います。組み立て上の注意すべき点は私自身も事前に知っておればよかったなと思いますので。


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では、製作記。上は2009年発売の特シリーズの長門。はあもう10年ですよ。この特長門も登場時は画期的な内容でしたが、艦NEXTではあちこちカッチリしたモールドで組み立て易く色も着いている、地球大進化って感じです。まあフライホークほどキレキレでは無いでしょうが箱を開けると感動を覚えますよ、時の流れに。

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御紋章はしっかり合いますが緩くなって落ちそうになるので接着しています。艦首も左右に開きがちなのでここも流し込み接着剤で。これで安心。分解し難くなりますけど。

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推進器。艦NEXTではだいたいこのシャフトブラケット(V7からV10)がキツイです。無理して押し込むと白化します。折れる事もあるかも。パーティングラインの部分を中心に削ってみて下さい。すぽっと嵌ってくれます。このシリーズでは結合部に生じたパーティングラインとその段差に罠が潜んでいるらしいです笑。

舵はV2番がキツイ。ダボか穴かどちらかをグリグリやって下さい。V1はキレイに嵌ります。そういうもんです。メーカーさんも品質向上に頑張ってくれている事と思いますが、我々も頑張りましょう。

航空作業甲板リノリウム部品X3番、その下の区画N2番のどちらかのダボに一部(どこだったか忘れました・・・)キツイところがありますのでご注意。この辺は奥まで入らない部分があり甲板が浮きます。これらはダボを切って薄手の両面テープで貼っても良いかと。私は後日改造するために簡単に外れるようにしています。X3やN2は先に最上甲板S3と上甲板部品S4へ付けたほうが良いかも。後でまた分解して調べてみます。

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船底のステキポイント。艦首艦尾の外板は二枚一組で次の一枚の板に受け継がれて変化して行く様が良いですね。ピットロードの大和もこうだったら良かったなと。これを参考に改造するかな。

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船体を組んだら例によって説明書の順番すっとばして艦橋。おっ、ここはさすがに色分け出来なかったかと気付く。成型の都合がありますから無理も言えません、手近な塗料ビンで調合しましたが、微妙です・・・。ちゃんとシールも付いておりますが、こちらも色味と質感は微妙・・・。甲板上の構造物が全部別パーツなので、木甲板の全てを木甲板色で塗るのが手っ取り早いかも。今回は後で改造するかもしれないのでなるべく塗らずに済ませています。

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敷物や窓の塗り分け。敷物は良くわからんところがありますが、まあこんなところで。窓塗りは地味に面倒ですが、はみ出ても削り取れば良いので気楽です。真剣勝負ではない肩の力を抜いた作業が心地良いひと時を与えてくれます。

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そして、一度艦橋を組み立てたのですが何か微妙に傾いているのでバラして原因追求です。呼称と番号は説明書準拠。防空指揮所K2番裏のダボ穴を削って、副砲指揮所の丸い天井K4番のダボがすっぽり入るように調整。ここがキツくて少し浮いてしまうのです。

K4番の後ろに付けるK14番は待機所だと思いますが、ここも削ったほうがフィットが良くなるかもしれません。強い抜きテーパーが上下面に付いているので平行に削っておきました。ここはあまり関係ないかもしれませんが。

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次に、見張指揮所Q9前方の小さな部屋の底面を削り込んで羅針艦橋の天井に深く嵌るように調整、見張指揮所の窓が水平になるようにしました。Q9底面のパーティングラインの段差が原因でここも浮いてしまうようです。

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蛇足。製作中に気付いた電探裏のモールド。良い表現です。各社取り入れて欲しいものです。もうやってるのか?

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そして再び合体。うほっ、かっちょいい!

1.5m測距儀F20番はゆるいのでいつの間にか机の上に転がっています。ここは接着しておいたほうが無難です。弾き飛ばすと発見困難な小さい部品です。私は2回も床に落としました笑。

ま、上記3、4点以外は特に問題も無く組めます。しかしながら、どこかに罠が潜んでいるのがプラモデルです。艦NEXTも安心しきっているといけません。ダボ穴に嵌めて、ぐっと力を入れてみて、それまでとは異なる過度にキツイ気配やビクともしない様子だったら無理をせずダボと穴の異常をチェック。ですがたいていは最後の一押しでスポっと嵌るものなのでその辺の説明は難しい。

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おう、なかなか。しかし考証上は問題を抱えておるのです。そのへんは後日書くかもしれませんが、パチパチ形にしていくこのシリーズの面白さの前では野暮な話かもしれない。長門のキットは陸奥をベースとした考証で作られます。が、最近長門の公式図面が出て来た事をご存知の方もおられましょう。

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煙突に進む。おや?何か変だなと思ったらQ3番に湯が流れていないところがありました。稀にありますね。だが顕微鏡マンは部品請求をしない笑。キットのランナーを貼り付けて翌日まで放置し、再生しました。

このキットは後日、新考証に基いた検討用模型として改造するかもしれませんが、難しい事はしたくない。この湯流れ不良は無塗装のまま切り貼り細工が出来るかどうかという良い実験になりました。接着した時に気泡が生まれないように注意すれば、痕跡を残さず加工出来ると知りました。溶かす時に注意ですね。ヒートペンがあるとベストでしょうけど。

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そして煙突の組み立て。ここは嵌め合わせに何らの問題も無くサクサク出来ます。特シリーズでは蒸気捨管が全部別部品で、機銃台のフィットも調整を要し難儀しますが、艦NEXTは実に組立てやすい。

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後部艦橋。ここもなーんも問題無し。ただ、マストとヤードはゆるいです。私は接着して一体で黒塗装しました。入り組んだ形なので珍しくマスキング。このマストと後部艦橋はバッチリぴったり合いますのでご心配無く。たぶん、ヤードはあまり力を入れると折損のおそれがあるのでわざと緩くしているのか?と想像します。ここはそのほうが良いと思います。結構細身のヤードに作られています。比叡はごっつい部品でしたから。

あ、ヤードE2番の一部を削ってヤードL6番と隙間が出ないようにしたほうが良いです。撮影してませんが組んでみるとすぐ分ります。

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で、載せてみてニヤニヤします。これ大切。

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リノリウム甲板、軌条を塗りわけ。軌条の上面だけ筆をすーっと走らせてあっという間に塗りわけ完了。以前は軌条の脚まで塗って非常に時間が掛かっておりましたのでひと工夫しました。これで充分ですなっ。タミヤのラッカー呉工廠色です。結構成型色と似てるような。

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彩りを添えてくれる小物達が好き。飛行機はマーキングが面倒ですが、こうして見ると苦労の甲斐はありました。デカールを買っていないので相変わらず筆塗りです。日の丸が歪んでいても気にしねぇー大らかさで取り組むのが艦NEXTですじゃ。塗料は主にファレホ。黄橙色だけラッカー飛行機色。濃緑色は成型色。プレミアムトップコートつや消し仕上げ。はあ便利な塗料が出たもんです。

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武装。艦NEXTの高角砲は後ろのオーバーな部分を切除すると良いかもと実行。こっちのほうが雰囲気出てませんか?高角砲台への嵌めこみは少し調整が必要かも。私はダボピンを短く切ってゆるく接着しました。副砲はたしか左舷側に一箇所入れ難い物がありましたがよく覚えていません・・・。主砲は一切問題無し。

このシリーズはほとんどの部品はちゃんと合い、ナイフとニッパーさえあれば組み立てられますが、時々ちょっと頑張る必要があります。穴をグリグリするテーパーの付いた丸いヤスリがあると便利かも。私は直径1.5mmくらいの先端が尖がったダイヤモンドヤスリとデザインナイフで調整してます。

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そして完成。
金剛比叡と並べてヒャッハーでありますが、撮影ブースが狭くて赤城が入らない笑。赤城はデカイですからのう・・・。

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高角砲の一部カットの効果は如何?

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主砲測距儀フード内も塗ってみました。

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金剛型よりちょっとムッチリ。

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後檣のてっぺんの+型の部分を軍艦色にしてみましたが何かカッコ悪い・・・。でもここが明るく見える写真が長門陸奥共にあります。愛宕とかもそうですね。塗粧の決まり事に反しているわけではないようで。本当はどうなっているのか私には分りませんが、この長門は何でもやってみようと思います。大型模型でこう塗っている作品もありますね。

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砲塔回してブンドド。繊細かつ脆弱な塗装工作をしていないので鷲掴みで遊べるのが良いところ。まだ風呂に持ち込んだ事は無い。

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有名な上空写真に似せてパチ。あの写真には多くのヒントが眠っています。既に一部研究家、モデラーが真実にたどり着いています。私も探求しておりました。今回のキット製作記事で書く事ではないかな?とは思いますが少し触れてみます。

大和ミュージアムで長門の上部平面、舷外側面、艦内側面の3枚の公式図が展示されたようですね。デアゴスティーニの本にも艦内側面と上部平面が掲載されていますが、レイアウトの都合なのか上部平面図は奇妙なトリミングがなされて煙突部分がありません。

こらら3枚の図から得られる情報は研究家の考察を裏付けるものがありました。模型誌などでもぼちぼちこの新考証に基いた作例が出てくる事と期待しております。やはり陸奥とはだいぶ違っていました。

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私がいろいろやっていた様子を。今回は多くを語りませんが、知っている人はすぐ分ると思います。艦橋のあそこは赤城の甲板モールドを複製して改造してみようかなと。なるべく部品を自作しない工法を考えています、米粒レベルの工作は無しで検討用模型としてサクッと。

フジミさんにはこの木甲板モールドと滑り止めモールドが付いたプラペーパーを出して欲しいです。厚みは0.14mm程度なら申し分なく、0.3mmか0.5mmくらいでも可。1.0mmだと使い難くなりますが削って何とかする。改造スクラッチ派には便利な材料となる気がします。現状ではエバーグリーンの溝付き板くらいしか木甲板に用いる物は無いでしょう。

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検討用のモックアップなので荒いです。煙突と後部艦橋、航空作業甲板にもいろいろ新考証があります。フェアリーダー、ボラード、通風筒、天窓、舷外電路の位置見直し等、まだまだ検証が必要です。長門は大和に比べると参考になる考証本が少なく苦労します。出回っているものは従来考証のものですし。

今回のフジミの長門が従来考証で作られたのはちょっと残念な点。ですが、組んでみるとやっぱりカッコイイし完成の喜びに浸れますし、考証は艦NEXTの楽しさを前にすると野暮な話かもしれません。ま、考証も大事ですけど今回もたっぷり楽しめた艦NEXTでした。少々何かが実物と違っていてもこの楽しさを否定するものではないのです。ここは強調しておきたいと思います。船のパチ組みは楽しい。



追記:
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デアゴスティーニから長門船内側面図、世界の艦船別冊から実艦写真、フジミの説明図の3枚をお借りして統合。キットの艦橋はプロポーションがとても良いです。かっこよさの秘密はこの辺にあるのかな。特シリーズのほうは羅針艦橋や戦闘艦橋に難があると聞きましたが、私は調べておりませんのでわかりません。

今回の長門は見張指揮所が少し飛び出しているのを削る程度です。ここはどのみち窓の修正を要します。プロポーション的には良好で、技巧派の方は細部工作に専念すれば良いという結果でした。考証派の方はアソコとかアソコとかを頑張ってプラ板細工しましょう。メーカーさんもこんなに調べられるので大変でしょうが良い結果でしたのでご容赦を。

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2018年12月 3日 (月)

大和その10 ジブクレーンその3

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12月。大和と戯れている場合か?と思うも先月の建造記録行ってみよう。ジブと俯仰機構の連結部の製作。ヒンジ部をイエサブ0.14mmとタミヤ0.05mmプラペーパーで。

タミヤのこのプラペーパーは大変ありがたい材料ですが、巻き付けて流し込み接着剤を塗すと割れる事が良くある。どうして割れるのか理屈が分りませんでしたが、接着剤の量の調整で上手く行くようになりました。

接着剤の蓋にある筆を半分以下の本数にカットし、ちょろっと接着剤に浸して余分を紙で吸い取らせ先端が少し湿った程度とし、ほんの微量ずつ慎重に置いて行くと割れないようです。肉眼では厳しいと思います。割れが怖くてこうした部分は瞬着で済ましておりましたがもう怖くないです。なぜ割れるのか謎ですが。

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こういう部分も上手く出来ました。根元はテーパーを付けた真鍮線リング。甲板側の基部も真鍮線削り出しの薄いリングとプラペーパーのリブ。こういうリブの角度出しが困難なのが顕微鏡細工です。小さ過ぎて正確な罫書きは出来ませんので目測にて。

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部品の位置合わせ。基部のリブも整えます。後でボルトも植えたい。船体内部から出てくるワイヤーの滑車が付く部分も。いやーこうなっているとは知りませんでした。大和のクレーンなんて珍しくも無い物なので、これまで真剣に調べた事が無く。

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折り畳み機構。0.1mm真鍮線の削り出し。輪を作るには焼きなます必要があります。焼かないとまず割れます。ライターでさっと炙ります。赤くなるまで加熱していると溶けます(笑)。溶けなくても変形が酷かったり、気泡のような穴ぼこだらけの真鍮線になってしまいます。

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焼きなますと軟らかくなり過ぎて、薄く削ると直線を保つのが困難になります。ゆえにほどほどの厚みにしておりましたが、これがちょっと気になる。ヒンジを作らないのであれば焼きなまさなくて良いので限界まで薄く出来ます。薄いほうが実物に近いと思いますが、どちらを使うかは総組み立ての時に考えます。

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滑車を作ります。通常はPEをそのまんま使うところですが、どのPEも作りやすくする為に簡素化されておる事と思います。ま、どこまで出来るかという事で試作。古いゴールドメダルの大和用がずっと我が家にありますので成仏させてやりましょう。ワイヤー部を除去して真鍮線細工と組み合わせ。このワイヤーが通る溝の表現が欲しかったのです。ワイヤーは0.047mmメタルリギング。実物のワイヤー径は不明ですね。6tクレーンなのでそんなに太くはないのかな?細いほうが精密感が出そうなのでこれを使いましょう。

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滑車の量産であります。加工したPE、真鍮パイプ、焼きなました真鍮線の輪。

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並べてBONDICで固めて耐水ペーパー掛けをしている様子。撮っていませんが、まず両面テープ上で片面を平らにしておきます。最初は両面テープで可。

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そしてBONDICで0.067mm真鍮線と共に固めます。この真鍮線の削れ具合で厚みを感じ取りながらペーパーを貼ったブロックを動かします。この最終研磨は今回は0.05mm厚程度を目指しますので両面テープ上ではテープの厚みの中に真鍮線が埋まってしまって削れません。BONDICを使ってみて大成功でした。ま、買って損は無かったかな。

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用が済めばこの通り、きれいに取り出せます。接着剤としてはどうなのよ?と笑ってしまいますが、やはり買って損は無かった。この状態の薄いBONDICは柔軟性のあるビニールみたいな質感です。何かに利用出来るかもしれませんが、引っ張り強さはあまり無いですね。部品を取った後がこんなにクッキリしているのでこれも応用が効くかも。他のパテでも可能でしょうけど。

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出来上がった滑車の軸合わせ。

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0.3mmのドリルで開けた穴に0.3mmの真鍮線を通す時にすーっと入らず苦闘していて滑車を何個か砕きました。微妙な寸法の違いで泣く前にスジボリ堂さんの針やすりで穴に余裕を与えましょう。滑車の修理は簡単ですけど。

ジブのPEをフジミからゴールドメダルに変更。フジミのほうは幅広に組んでしまったので、こちらは細身に組み立てました。表現はこちらのほうが好み。ちょっと短いんですけどね。これはおそらくタミヤの旧大和用でしょう。96年製です。時の流れに眩暈を覚えますわ・・・。

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久々の考証。拾った画像をお借りします。海底映像のこの部分が後部機構の滑車だとすれば、スポークではなくて軽め穴のように見えますね。呉の1/10やシコルスキー図ではスポークです。瞬着ではスポークは組み立てられそうにないのでPEを使いましたが、案外それで良かったのかも。この映像では何とも言えませんけどね。艦上写真では随分薄っぺらい滑車なのが見て取れます。もう1/700では溝付き表現は無理・・・。

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滑車の数も資料によって違う事を知りました。これは「日本の戦艦」の図。元は石川島の図面でしょうね。呉1/10とシコルスキー図も一部滑車の数が違いますが、検討の末に呉1/10に従って作るのが妥当と判断。

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そして現在、ジブのいろいろを調整中。0.8mmほど付け根を延長しています。元々短めな上に、航空甲板側を少し改造していますので、クレーンの頭の置き場を充分確保する為にも必要な措置。付け根が長くなってちょっと間抜けな印象は止むを得ない。

ほんとうはジブも自作したいのですが、これは半田付けでなければ無理でしょう。滑車もかなり脆弱な物体です。瞬着の限界が見えた今回の工作でございました。半田付けの勉強してます。

まだジブクレーンは続きます。これだけでかなり遊べますね。止まらない・・・。

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