2018年4月 1日 (日)

大和その3 ケーブルホルダーなど

春が来てしまいましたが、まだフィギュア原型が終わらぬ・・・。
では3月の大和建造記録を。

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大きなボラードも作りましょう。ここは通風筒を兼ねているので再現。穴の中の十文字にインフィニモデルの0.065mmを使ってみました。交差する真鍮線は上下の段差が出ないように溝を彫って重ねています。また、基部の輪っかには真鍮パイプを使用。銅線を丸める方法は任意の直径に対応出来ますが、丁度良いサイズの真鍮パイプがあるならそちらを用いたほうが良い。

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ピンバイスに挿して工作します。輪の作り方は、鋸で出来るだけ薄くスライスした後でこのように必要な厚みの真鍮板の穴の中に固定し、上からペーパーがけします。

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エッチング鋸は魔改造して切れ味を上げています。WAVEのヤスリシートを小さく切ったもので削れます。このシートは素晴らしいです、極小のナイフ状ヤスリを作ってみたらこれが大成功。ナノドレッドのこんなところにも入ります。ここのパーティングラインを消す人もおらんでしょうが・・・。

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十字線は一段奥まった状態にすればベストだったと思います。十字線を入れる事よりもプラ棒の中心に正しく穴を開けるほうが難しいと感じます。何か方法を考えないといけませんね。

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当初はキットのモールドを生かしてこうしておりましたが、ちょっと太くなり過ぎるようで。

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キットでは水切りの側にあるボラードが何やら不思議な形をしている事に気付きました。金型作りのミスかと思いましたが塗装図でもこのような形になっております。このキットは不用意に削ると「実はそこは・・・」という事があるので何か変だと思っても調査が必要です。念入りな考証の元に作られていますので迂闊な事は出来ません。

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大和のボラードは特に変わった様子は無いが、武蔵のほうは何かみょうな事になっています。何がどうなっているやら・・・。港で見かけるアレみたいな形になっているのでしょうか?まさかね。この点について模型誌などでの解説は無いみたいで、メーカーさんの意図は不明。ま、大和のボラードは普通の形に作って問題は無い。

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4つ作って甲板に接着。プラ棒だと穴の形がもわもわしたものになってしまいます。真鍮でカッチリ作りたいところですが、我が家にはそういう工具が無いですな。

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取り付けもなかなかに難しい。正確に位置を決めなくてなりませんので冶具を用意しましたが、微妙に傾いてしまい結局は目で微調整する事になりました。

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ボラードの取り付け角度は現在このようになっています。フェアリーダーはキットの部品を加工して増やしています。前回も書きましたが、甲板面に対して90度で立つのか、喫水線に対して90度で立つのか、実艦写真や公式図を片っ端から当たってみたところ、このようにボラードの頂部の高さが揃っているのは深雪の公式図だけでした。深雪や他の特型の実艦写真では判然としません。

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パソコンで検討。喫水線に対して90度と思われる艦艇の多くはこのように頂部が揃っていないと判断。そのほうが造船所で高さの異なる2種類の部品を用意する必要が無く合理的だと思います。

手持ちの資料では甲板面に対して90度の艦艇のほうが多く、まあシアーの角度が強くなるとそうするしかないでしょう。どちらにせよ繋留作業に支障は無いようで、いろいろと繋留装置の勉強になりました。

製作中のものは後で慎重に切り取って頂部に高低差を付けておきましょう。呉の1/10大和もそうしてありますね。

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ボラードの次はキャプスタンとケーブルホルダーです。キットのままでも良い気がして躊躇っておりましたが、切ってしまえばもう作るしかないのでエイっと。

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伊藤さんの写真を見ると、大和のケーブルホルダーは武蔵とは若干細部が異なるようです。上部の円盤部の側面に注目を。武蔵の物は他の戦艦のものと変わりないようですが、大和はどういう事なのでしょうか・・・。

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他に、武蔵は基部外周に凹部がありますが、これは基部のカバーが外れていると判断しました。ブレーキバンドの整備のためか、外周部はボルト留めされた板のようですね。

また、武蔵の左舷の錨鎖管はボンネットが無く、平らな蓋のように見えます。泥が詰まっている可能性も考えましたが謎は深まり興味深いです。大和の錨鎖管は映像が不鮮明ですがボンネットは見当たらず、吹き飛んでいるのか穴が開いているように見えます。もうちょっと情報を集めて確認したいところです。

錨鎖を格納した後の錨鎖管はボンネットを平らな蓋に取り替えるのか否か?新たな疑問が生じてしまいました。この点についての文献資料は今のところ見当たらず。

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それなりに資料を見て作り始める(後に後悔する事になる)。リンクが噛合うようにしてみました。突起の数が不明でしたが(後に判明する)、リンクに合わせると5角形に(偶然正しかった)。

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噛み合い部を複製して増やしリンクを嵌めてみると、ちょっと背が高くなり過ぎて不安定な感じとなり、リンクの噛み合いは諦めて若干低くしてみるも、まだまだフォルムが違う。

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噛み合い部の直径を広げてまあまあどっしりした大型艦に相応しい感じのものが得られました。ブレーキハンドルはライオンロアの25mm機銃の照準器を加工。真鍮線はインフィニモデル0.15mmを選択。買っておいて良かった。0.1mmでは細く0.2mmでは太い。この差はこうした工作では無視出来ない大きさとなります。

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良い感じでしたが本当はどうなっているのか気になって海底映像を調査。どうやらハンドルの中心から出ている腕は6本あるらしい。シコルスキーさんもそうお考えの様子。

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調べを進めると結構出て来ます。梃子棒を挿入するような部分があり、かなりゴツイですね。作り直してみるのも一興なれど手間が掛かりそう。流用出来そうなPEパーツも無いので一応現状のままとします。照準器流用のハンドルもなかなか可愛いんですよ。

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次は防雷具用コロ付きフェアリーダーです。学研本で見てから大和を作る時は挑戦しようと思っていました。キットにもそれらしい簡単なモールドがあるかと思っていましたが何も無いですね。まずは寸法の割り出し。他艦の公式図からどうにか判明してプラ板で試作。とても小さい。長さ1.33mm幅0.75mmくらい、まだ大きいかもしれない。この大きさの中に複雑な構造を持っている。出来るのか・・・?

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次に0.05mm真鍮板で試作。毛抜きで摘んで加工出来る大きさと解ったので真鍮で作る事に決定。材料の選択は結構悩みますね。形状は学研本に詳しいので大変ありがたいそのまんま作ります。後に龍驤の写真でもう少し細部の特徴が判明しましたが、また別の機会に。

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彫金用タガネで薄く削ってからナイフで部品を切り出します。

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このノザワ製作所のタガネも素晴らしい工具でした。最近のお気に入りで、力を入れなくても真鍮がサクサク削れます。

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コロ用の穴を開けたかったのですが、何せ小さく、正確な位置に開けられないので、コロはイモ着けとします。正確に中心点を得る事、直角に穴を開ける事など、解決しなければならない問題です。顕微鏡細工ではこれが意外と難しいのです。大きな物なら方法はいくらでも思いつくのですがニントモカントモ・・・。

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組み立て。背景が一円玉なので大きさが想像出来ましょう。組み立てるとかなり生命力を吸われます。接着は粉を入れないアルテコSSPに専用の遅延剤を混ぜて充分な位置決め時間を確保して行います。アルテコの液は瞬着剤としてもかなり(説明し難いが)良い物で愛用しています。が、通常サイズの工作なら他の瞬着でガンガン行ったほうが良いでしょう。

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コロを入れます。0.25mmの棒が必要ですがそんな物は無いので伸ばしランナーから採集。接着は以前紹介した油絵の具を用いる方法でやってみます。アルテコ液でも危ない気配なので・・・。相当な慎重さが要求されそうなので先にキャプスタンを。

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大和のキャプスタンは山本さんの写真にバッチリ写ってますね。しかしこれがまた他艦のキャプスタンと違うようで。また、キャプスタンの中にはケーブルホルダーがこっそり隠れている事も分りました。

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長門、榛名、霧島のキャプスタンのように人力棒を挿入する穴が無く、頂部に畝を取り付けるためのピンも見えません。この辺の考証はまだ進んでいないと思います。霧島の写真でケーブルホルダーの噛み合い部の突起の数が判明。

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大和も後部の小型キャプスタンはこれで良いと思っています。情報が無いのでこれで行きましょう。クレーンのある後甲板で撮った記念写真があるそうで、あの本を入手せねばなりませんな。何が写っているのでしょうね。

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キャプスタンの造形的特長を分析。畝は7本と判断。小型の畝は5本らしい。頂部のピン穴も秩序があります。大和もピン穴くらいはあるのかもしれません。

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円盤は自作のコンパスで切り出します。噛み合い部はケーブルホルダーの部品を流用。ポンチで打ち抜くのも良いのですが、コンパスの良さは任意の直径に対応出来て中心点が分る事。せっかくの中心点もドリルで穴を拡大する過程でズレてしまいますけど・・。螺子式小型コンパスの導入も考えましたが満足の行く物かどうか不安のため自作。

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コンパスは縫い針から作っています。このように脚が短いために剛性が高く、まったくブレずに小さな円を切り出せます。プラ板で間隔を調整して、瞬着で固めたら余分なプラをカットして、ピンバイスに挿して使います。計測は0.1mm真鍮線を束ねた物差しで。これで1.5mmの物差しですね。

縫い針から自作した鑿やナイフはびっくりするほど高性能で、いろんな形状の物を自作しています。お試しあれ。

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仮組み中。一応図面は引くのですがどうしても誤差が出ます。修行が足らん。ちょっと上の円盤が浮いてしまうので微調整・・・。

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そして主要部品を接着。まだ取り付ける部品があります。

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ケーブルホルダーと共に仮置き。

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改造前と比べると甲板にメリハリが付いて良いものですな。と、ここで「錨鎖管も作りなさい」との天のお告げを聞いたので(笑)、まだまだ錨甲板は続きます~。

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2018年3月 3日 (土)

大和その2 錨甲板のあれこれ

2月の工事記録。
フィギュア作りを中心にしておりましたので大和は地味な進捗。ま、何を作ろうがいつも少しずつしか進みませんが・・・。

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まず、ボラードを自作してみました。アドラーズネスト製を使ったほうが早くてきれいなのは分っておりますが、一度作ってみると技法など何かと勉強になるもの。通常ですとリューター等で旋盤加工するのでしょうが、我が家のぶれぶれのリューターで1mm以下の円筒加工は無理。0.9mmと0.8mmのプラ棒を輪切りにしたものを3段重ねて磨いてあります。基部は0.08mmの銅線を丸めて薄く削った輪っか。

手作業では丸い物が一番難しいと考えます。しかしこの方法は測距儀や高射装置の自作に応用出来そうです。測距儀の腕の付け根にある補強構造とか。

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ホースパイプ上部にある蓋に取り掛かる。まずは寸法形状出し。

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大淀公式図のごとく前後に長いプロポーションの物体であろうとイメージしていたものの、シャンクにぶつかってしまうために長さはこのくらいが限度の模様。多少の妥協は必要でしょう。

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寸法形状およびシャンク位置の測定が困難でしたので、エポパテを押し付けて型を取り、削って型紙としました。

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そして出来上がったのがこちら。仮に0.1mm真鍮線を挿してあります。前部は鋳物と想像しておりますがこれは一体何なのか?この部分に関する考察は見た事がありません。T字型のハンドルで何かを締めたり緩めたりするのは確かでしょう。

他国艦艇、商船に類似の構造物は無いかと調べてみましたら、Chain stopper with security deviceまたはChain stopper with tensionerなどがよく似ているようです。

何れにしましても旧海軍艦艇のホースパイプにそうした装置があったか否か確証は無く。転落防止の単なる蓋の事しか資料は出て来ません。その後部の蓋はプラペーパーで穴開きタイプを作る予定。

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同じ形のものを作るのが困難ですのでシリコン型を用意。フィギュア作りでもよくやっており、この時はベルトのバックルを増やしてます。ポリパテ複製用の簡易な型ですが、フィギュア用の型よりも作業が明らかに丁寧・・・。物があまりにも小さいので粘土埋めなども顕微鏡で行わないときれいには出来ませんし。

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工事は右舷側に進む。地味な研磨作業ばかりです。複製はレジンでも行ってみました。レジン、ポリパテ双方一長一短あり。錨、フェアリーダーは通常のアンダーゲート式のほうがきれいに抜けたかもしれません。何れにしましてもバリ除去後の仕上げが肝要なようで。

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ボラードは鯛焼き方式に向いている。8本作りましたが、同じ形に並べるのが意外と高い精度を求められるので、一組作って増やす事にしました。

甲板への取り付け角度を記録写真や公式図で調べてみますと、傾斜した甲板面に対して90度で立っているもの、甲板の傾斜は無視して喫水線に対して90度で立っているもの等、いろいろあるようですね。大和型は不明ですが艦首シアーが強いところは後者で作りました。その際、前後で高さが揃うのか否かはよく分りません。水兵さんが使いやすいように揃えておいたほうが良さ気ですけど。アドラーズネスト製を使うと必然的に甲板面に対して90度で立つものになるのでしょう。

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で、舷窓の庇や蓋が消えかかっていたり抜きの都合で歪んでいるところを地道に修正。こうした表面処理終了後に船底を合体、その後に小物の取り付けとなりましょう。錨鎖ストッパーや手摺り等は一番最後ですな。

3月は時間が取れたら、キャプスタン、ケーブルホルダー、防雷具用コロ付きフェアリーダーなど自作致したく~。



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追記。

そういえば今朝、インフィニモデルの真鍮線が到着しました。中国製かと思っていましたが韓国製でしたね。この3種でものすごい値段になります。適正な価格か否か、私は判断する知識を情報を持ちません。

我が家にあるFUKUHARAの0.1mm真鍮線の袋には60円の値札が残っています。もう何十年昔のものか。それを買った模型店も今は無く。

では、本当にそんな極細の寸法なのか顕微鏡チェック!

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確かに。測定器具で測っていませんが見た目には間違いないですね。

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この0.065mmという線は、ちょうど海軍制式手摺り支柱の根元付近の直径に近い値ですね。フジミのPE手摺りと比較すると、正しく1/700で作るとこんなものかと驚嘆します。手摺りのチェーンはメタルリギングよりさらに細いでしょうね・・・。

大和のような長大な船体の手摺りを全て自作する気にはこの私でも(笑)なりませんが、艦橋トップの射撃指揮所あたりはこの0.065mmで作ってみたいと思います。PEだとどうしても実物通りに出来ない箇所があるでしょう?解る方には解る。

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他に、煙突のジャッキステーなどもこの0.065mmを使えばオーバースケールを避けられます。この技法を使う時が来たようです。ふふふ。夢を見させてくれる材料ですな。これらはメタルリギングでも代用は出来ますが真鍮の良さもあるでしょう。

0.1mmは良く売れているようで、リノリウム押さえに長く待ち望まれていたものと想像します。FUKUHARAの後を受け継ぐメーカーさんが国内に現れて欲しいものです。安くなるのかどうか、またどういう事情があるのか分りませんが、奮起を期待。

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2018年2月 6日 (火)

大和その1 始めました

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ピットロード W200 1/700 日本海軍 戦艦 大和 最終時
PIT-ROAD W200 1/700 IJN Battleship YAMATO 1945

扶桑も出来ておらんのに作ってます・・・。
ツイッターのTLに「買いました」報告が次々と流れて来て辛抱たまらんようになりまして。いややはり大和には何か特別な力が働いており吸い寄せられます。しかも、学研本で考証していた方々の協力で設計されていると聞けば、もう放ってはおけません。

お正月からずっと弄くり倒しておりましたが、難しい工作もひと段落つき、またそろそろフィギュア原型のほうに戻らねばと長い夢から覚めましたので、この辺で作業をまとめておこうと思います。

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船体の歪み取りから始めました。うちのは船底部品の変形が大きかったので腕力とプラ棒で矯正しておきました。他はこれといって問題も無し。木甲板部品の縁が一部欠けている場合もあるようですね。

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バルバスバウのスジボリ中。成型の都合でいろいろボンヤリしている部分の調整ですね。顕微鏡で作業していると潜水艇で調査している気分になり、ノリが良いです。キットのスジボリに合わせてゆるく線を入れますので、ガイアのスティックヤスリを使用。

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艦橋も弄ってみましたが先に船体を作る事にしました。大和の船体はそれまでの戦艦とだいぶ違うので面白いです。反対に構造物はスッキリし過ぎてつまらないかもしれませんね。それでも学研本の考証を取り入れた艦橋部品には興奮を覚えます。最近、また艦橋基部形状の考証に新たな進展があった模様ですね。良く知りませんがそれも取り入れてみたいです。

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外板表現はややオーバーな感もありますが、見慣れて来たせいかもう気にならなくなりました。艦首尾の板は一点に向かって収束していくものだと思っておりましたが、キットは平行に走ってます。修正しようかと迷いましたが、建造中の熊野の艦尾を見るとこのキットに近い感じなので、こういう貼り方もありかも。

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フルハルは楽し。完成後にポロリと取れても悲しいので、舵には真鍮線を打っておきました。艦首パラベーンの穴をハッキリさせて、艦尾シャフトブラケットの取り付け。ブラケットは合いが良いとは言えないのでしっかり調整して、豪快なる隙間も埋めます。

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短艇を入れるところ。扉は2重構造を再現してます。一部外板の高さが合わないところにプラペーパーを貼って調整。合わせ目消しもバッチリっす。

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こんなところに舷外電路の繰り出し口を発見。すでにタミヤ350でも再現されておるようですな。

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その電路ですが、右舷のモールドが左舷に比べると不安定です。消えかかっているところもあったりします。

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左舷はしっかりしています。このキットは設計は素晴らしいものの、金型職人さんが大らかです。こうしたところの調整もまた楽しい事なのかもしれませんが。電路はPEに総取替えしたほうが早いかも。舷窓の庇も乱れていますので、電路ともども現在では生真面目にプラペーパーで修正してあります。

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で、御紋章取り付け。いや、かっこいい!そして似ている。あの大和探査の番組冒頭、暗闇からぼわっと艦首が現れた時の興奮がよみがえります。荘厳な神社仏閣のような趣に胸打たれましたな。

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御紋章のモールドも大変良い。二重の花弁にしてみましょうかね。直径を計ってみたところ1.2mで作っているようですが、もう測定誤差の範囲でしょうこのスケールでは。

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大和の大小二つのフェアリーダーを常々不思議に思っておりましたが、よく調べてみると小さいほうはコロ付きですね。呉の1/10大和もいつの間にかコロ付きに修正されていて、いやあワシは知らんかったー。

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コロ付きとは知らずガリガリ削っていたので、形状を修正しました。そういえばキット部品もそれっぽい形をしていた。コロがあれば削る前に気が付いたかもね・・・。

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続いて艦尾。ひたすら隙間埋め。結構大きな隙間です。磨いた後で滑り止めを再生。キットの滑り止めモールドは大きいのでプラペーパーで再生も楽です。フジミの繊細なモールドだとちょっと無理。合わせて縁取りもつけてみました。艦尾フェアリーダーはちょっと平板なので現在は鋳物風にパテ盛りしています。

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錨甲板。モールドがオーバーですがとっても考証が行き届いており感動します。こちらも縁取りを与えてやりました。舷側ナックル部の背が高くなってしまいますが止むを得ない。この甲板部品は接着面を少し削って、取り付け位置を下げてやるといろいろ都合良くなると思われます。

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主錨鎖は外して格納した状態にしてやろうと思います。最後の戦いではどうもそうなっているらしいですね。キットの鎖モールドも好きなのでそれを利用するのも良いのですが、扶桑でやろうと思っていた主錨鎖の自作に挑戦でございます。おもむろに0.08mm銅線で作ってみたところ小さ過ぎ。ストッパー用には良さそう。次に0.2mm真鍮線を0.15mm程度に削ってトライ。大和の鎖サイズが分からないので苦労してます。

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主錨もキット部品を改造してみました。良い勉強になりました。写真集でしょっちゅう見ている海軍錨なのに理解はしていないもので、実際に作ってみて初めて形状を理解出来ます。爪の付け根付近にある湯口らしきものの形状が左右で違うんですね。片方は四角、片方は丸い。何故か・・・。で、このキット主錨部品も裏と表でモールドが違っていたりして面白いぞ金型作った人よ(笑)。

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ここで惨劇・・・。作業中に落として砕け散った艦首。破片が発見出来ず。この事故以来、ダンボールで保護枠を作っています。艦首作業時には艦尾に。艦尾作業時には艦首にと。大和は長いのであちこちぶつけますし。顕微鏡は視野が狭いし。

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破片が見付からないので自作する事に。部品請求するほどでもなく。そしてほとんど出来上がった頃にひょっこり帰って来た破片!しかし自作したほうを気に入ったので、御紋章だけ移植させてもらいます。まあしかしフェアリーダーの勉強になりました。転んでもタダでは起きないわよ。

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主錨のシャンクをホースパイプに突っ込み、ストッパーの寸法を割り出しているところ。こうした工作は初めてですので、まずイメージを固める事が大事でありますな。

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ストッパーのサイズはこんなものか。またしてもミクロな工作です。

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ポールアレンさんの海底映像がとっても参考になります。シャンクがかなり後ろに飛び出しており、ホースパイプも丸っこい感じ。こうして実物の写真を見ながら大和型を作れる事の幸せよ。一昔前ではこうは行きませんでしたよ。

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試作。一応イメージしていた工作は可能である事が分かった頃。

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部品の量産。無駄に可動しますが、必要なディテールを与えるために必然的にこうなっただけであります。PEパーツでストッパーを出してもらえたらだいぶ楽になるでしょう。最近このPEが出ている事を知りましたが大きさが不明ですので今回は自作で。PEを出すならいろんなサイズを入れておいて欲しいですね。

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そしてひとつ完成。1/700でも主錨鎖ストッパーは製作可能でした。0.08mm銅線のリンクと外径0.2mm真鍮パイプのターンバックルです。いやあ自分で感動しました(笑)。しかしながら、可動の必要も無く、リンクの穴も塞がっていて良く、一本の棒状に一体化したものでも充分なのです。複製出来ないかなと考えています。もしくは3Dプリンタで出来ませんかね?動かなくて良いのです。

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主錨鎖も真鍮線を削って作ると太さが揃わないので0.12mm程度の銅線で作り直し。銅線もこのくらいになるとかなりしっかりしており、なにより切りやすく曲げやすい。さらにスタッドも入れてみました。このスタッド付きリンクの制作方法はもっと良い方法を思い付きましたので、後日冶具を作ってみます。扶桑さんにそれを使ってみましょう。

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部品の増殖。シャックルの黒いピンは0.047mmのメタルリギングなので大きさが想像出来ましょう。このリギングでもリンクが出来そうですが・・・。

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この大和ストッパー用の鎖は駆逐艦の主錨鎖にちょうど良い感じです。という事は駆逐艦用のストッパー鎖は先のメタルリギングで作る事になりそうで・・・。挟む部分はもうコの字型に曲げた金属線で充分でしょうね。もういいですって感じです。

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そして4本完成。挟む部分を銅線のみで作り少しスリムにしてみました。主錨鎖が細身になりましたので。またプラペーパーだと千切れ易いのでこちらのほうが良いです。しかし銅線だと脆弱。今度インフィニモデルから0.065mmの真鍮線が出るそうで、次回はそれを使ってみたい。あ、挟む部分は銅線をアルテコで固め、隙間埋めをして研磨仕上げしてます。

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そして、仮組み。ストッパーが長過ぎたのでリンクを3個減。主錨鎖は海底映像等を参考に9個増。ストッパーアイプレート取付位置、主錨鎖を挟む位置を決定。されど、主錨鎖末端のシャックルをどこにも固定せずブラブラさせていて良いのかどうか。旧海軍の事ですからきれいにまとめていそうですが、こうした情報が無く困ってます。ご指導願えればと。

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こんなところでしょうか。いまいち確信が持てませんが、そう拘るところでもなく、また海底映像からもそうハッキリした情報は得られない。とりあえずこれで行きましょう~。

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海底映像で数えてみましたが主錨鎖のリンク数は少なくとも18個は見え、それにシャックルがたぶん3個は必要。結構長いですね。ストッパーが挟む位置は5個目と13個目くらいらしいです。模型のほうはいろいろな都合で4個目と12個目で挟んでます。

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主錨のシャンクには何か付いてます。重心点にあるものらしいです。この錨部品を見るとあのTV番組を思い出していかん。「イッツアンカー、メインアンカー」「イエー」のあの場面が好きでして・・・。

他に水谷氏の考証にあるライナーの存在ですね、現状得られる映像画像を見ると、なんとなくライナーらしき物体がベルマウスに見えます。そんな気がしますが、今回は無しで作ります。

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実艦写真と比較検討。どうでしょうかね、ボラードの位置を基準に見ると、まあまあこんな感じでしょうか。

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次はホースパイプの蓋を作りましょう。以前から気になっていたのがこのT字型のハンドル。海底映像でもハッキリ映っています。

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調べてみますと最上型が付けているものが良く似ています。この熊野の写真を参考に、前半分は厚みがあってハンドルが出ているもの、後半分は日向に見られる薄い穴開き板としてみます。この板は左右非対称ですね。作ってみて分かりましたが錨のシャンクが少し角度を持って突き出て来るので、非対称形のほうが都合が良いのでしょう。

はい、今回はここまで。
2月はちとフィギュアのほうを進めませんとな。

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2018年1月 3日 (水)

61式戦車を作る その29

あけましておめでとうございます。
昨年末からずっと艦を作ってますがフィギュアの原型は放置かよ?というお正月でございます。

さて、61式戦車の暗視装置ケーブル引き込み方法についてコメントでご質問を頂きましたので私の考証を一筆。なにぶん、この場所は過去の専門誌などでも良い写真が無く、現存車でも暗視装置完備状態で取材する事はもう出来ません。したがいまして推測も多くなってしまう点をご容赦ください。

まず、比較的良く写っている写真を。「丸別冊 陸上自衛隊の戦車」より写真をお借りします。

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防盾カバーの一部を四角く切り取り、そこに74式戦車のものに酷似したプラグキャップらしきものがあると分かります。

過去に、模型誌では装填手用潜望鏡の穴からケーブルを取り出している作例があり、そういった実例が皆無とする証拠はありませんが、おそらく誤りでしょう。専用部品が存在しない開発段階ではそうした方法もあったかもしれませんね。ケーブルの取り回しは暗視装置装備車の最大の謎といってもよいところですので止むを得ないでしょう。

Gunmantlet605 Gunmantlet605b
伊丹駐屯地の現存車「ST-0134」からは貴重な情報を得ました。ここが砲塔内からケーブルが出て来る場所です。

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簡単に図示しておきます。4つのボルトが装甲板に溶接され、小さなナットで布カバーを留めているらしいですね。四角い布カバーの穴の周囲はおそらく布を二重に縫い合わせて補強しているはず。照準口の周囲のように。

ナットの位置は上下は判然としませんが、左右は少しずれている点にご注意。

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そして、この74式と酷似、あるいはこれと同じプラグキャップがあると想像しています。ケーブルは太いものと細いものの二本が出てきます。

他に、ケーブルが暴れるのを防ぐための小さなクランプらしき物体が写った写真もありますね。取り出し口から暗視装置までの中間に何かあります。それが無い車体もあります。この辺は後日模型でご説明したい。

ファインモールドの暗視装置装備車キットにはこのプラグの表現は無かったと思います(そういえばまだ買ってない)。みなさん悩んでいるところだろうと思い、私が一例を製作してご提示せんと志し、はや数年ですな・・・。いやはや戦艦作ってる場合では無いな。

ま、取り急ぎ現状ではこんなところです。「陸上自衛隊模型倶楽部」のほうに暗視装置関係の資料はそれなりにご用意しておりますのでご活用ください。

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2017年12月28日 (木)

羅針艦橋の下拵え

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扶桑、その後の作業などを。

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高射装置と測距儀はキットの部品がいい感じでしたので、パーティングラインの荒取りとディテールアップ。船体も弄り始めましたが、通風筒の撤去は大変でございますね。切り取った痕跡を無くす研磨に気を使います。この点では艦NEXT方式のほうが楽。

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窓ガラスを入れる為の下準備。まずは部品のエッジを立て、プラペーパーで寸法を出してみました。側面にはもうひとつ小さな窓が有りそうですがはっきりしません。一応その小さな窓も加える予定です。

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羅針艦橋と絡む上の甲板も今のうちに済ませておいたほうが良い加工が山のようにあります。いろいろ絡んでくる一部の下面支持構造も変更します。

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羅針艦橋に付く繊細な構造物は窓を取り付ける前にくっ付けておきます。信号台が純正PEパーツに含まれていないので自作します。これは特シリーズ金剛のPEで、この背の低い手摺り(?)は何かと重宝します。

Fuso132 Fuso133
デザインナイフで不要な線を切り取ります。真鍮はこの作業が楽なので好きです。ステンレスはちょっと硬過ぎ。切った痕の研磨はいろいろ試しておりますが、ガイアのスティックやすりの青が一番きれいに出来るようで。枠の中に入るように削っております。枠の外なら何を使っても良いと思いますが。毛抜きでPEを摘んで、力を抜いて、曲げないように注意してゴシゴシー。

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取り付けの為の糊代が必要と気が付いて、長いものを新たに用意。三角の補強の工作方法を考えて、一番簡単できれいな方法を選択。

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0.1mm厚のプラペーパーをアルテコSSPの液で接着しつつ隙間埋め。そして研磨したところ。割としっかりしてます。

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0.2mmと0.3mmの軽め穴を開けて曲げて床板も接着。

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速力標もここに付いているようなので、取り付け用の0.1mm穴も開けてあります。これまでの作業で繊細な工作は顕微鏡内で行い易いうちに全部済ませておくべきと学びましたので、この後0.047mmのリギングで速力標の滑車のための突起物を付けておこうと思います。もーここだけでえらい時間かかってますが、まあ楽しいひと時です。

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羅針艦橋のここに付きます。この他にもいろいろ取り付けておかないとガラス窓の製作に入れません・・・。

高射装置の支筒もプラパイプで少し太めに。甲板もブルワークを撤去。ブルワークが厚いとそのぶん信号所の旗柵が狭苦しいかもしれないと思い、ブルワークを薄くして床面積を広げておきます。信号所は作り込んでみたいもののひとつ。扶桑の信号所はまったく謎ですけど(笑)。

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2017年12月16日 (土)

1/700 艦NEXT 金剛 その3

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竣工しました。

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通風筒が別パーツなのは立体感があってとても良い。甲板の穴開けは通風筒のサイズに合わせて調整すべきでした。全て同じ径のドリルを使って深く考える事もなくどんどん開けて行きましたが、一番小さな通風筒は穴が大き過ぎて困った困った。

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機銃のブルワーク(防弾板か)と弾薬筐は両面テープで貼り付けました。その気になった時、簡単に取り除く事が出来ましょう。しかしこの数の多さはたいへんでした、位置決めなどが適当にもかかわらず。

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後檣トップの十字型部分を折ってしまいましたが、クレオスのセメントSPでガッチリ修理。まーどこかは折ってしまいますなぁ。後檣を船体へ差し込む時、左舷側の支柱が機銃台に入り難いので機銃台のほうを少し削りました。だいたいはパチパチ合います。

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航空作業甲板辺りの密度がもう笑ってしまいます。単装機銃員が窮屈そうなところもあって面白い。実際には機銃がもっと小ぶりになるので余裕はあるのでしょう。リノリウムのところは普段は台座だけのようですね。この状態だと飛行機使えないし・・・。

1/700の飛行機をまじめに塗ったのは小学校以来かもしれない。複葉機は組み立ててから塗ると筆が入り難い。下面色、識別色、日の丸はハミ出したところを削って修正。濃緑色は成型色。クレオスのGX114でコートするととってもしっとり綺麗。飛行機も作り込むと楽しいかも。

さて、プロペラシャフトの塗装ですが、前回気になったので軽く検索調査。模型的には銀色のほうが美しいと思いますが、当時の海軍艦艇は艦艇色で塗ったものと塗っていないもの等があり、なかなか奥深いようです。そのうち私なりに調べて結論を出したいと思います。

旧海軍艦艇の謎は尽きないもので。今関心を持って取り組んでいるのは信号所の様子。主に揚旗索の始末の仕方ですねぇ。明瞭な写真は改装前の霧島のものくらいで、改装後の扶桑なんかさっぱりわかりませんよ。古今東西軍民の信号所、信号旗索の様子を調べていますが、少なくとも旧海軍は海上自衛隊方式では無さそうで、海上保安庁や商船の方法に近いのでしょう。

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我がパチ組み艦隊も3隻目。やあ良いシリーズですわ。
霧島と榛名の登場を楽しみに待つ!

出来ることなら開戦時の状態で4隻揃えたいっすよ。

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2017年12月14日 (木)

1/700 艦NEXT 金剛 その2

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構造物設置中。ごちゃごちゃーとして参りました。

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最終時の密度も良いものですね。金剛型は開戦時が好きなんですがこちらもなかなか。ストレートのパチ組みでも高い満足が得られ、やはり下地処理して塗装すればよかったと後悔。エッチングパーツを用いなくても充分面白いと感じると共に、ひと昔ふた昔前のWLキットではこうはいかなかったなと、しみじみ昔を思い出してしまいます。

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組み立てて気付いたところもいろいろございます。この第一煙突のすぐ前にある2基の三連装機銃がえらく窮屈で可笑しい。実物の機銃はもうちょっと小ぶりになりますが、それでも相当狭いです。元は探照燈台ですが、拡大せずそのままだったのだろうか?

後部の高角砲台から短艇のあるケーシングへと傾斜した甲板で繋がっていて感心。ケーシング天井には採光の開口部も表現されてます。キットを設計する人も良く調査されてますねぇ。もうこの辺は何も改造しなくて良い出来上がり。防水扉を付け替えるくらいで良いのではないかな。洗い場も完成後にちらっと見えますね。反対舷には無いのかな?霧島は両舷にあるみたい。

前回は戦闘艦橋下の機銃台に間違えて三連装機銃を付けてしまいましたので連装にこっそり変更しています。あそこは開戦時には角の丸いブルワークで、角型になったのは三連装化の為だという観念がありました。連装のままという事であれば弾薬筐増設の為の床面積拡大か、もしくは三連装機銃が調達出来なかったとかか?榛名は三連装になったようですが。模型を組み立てているといろいろ勉強になります。

大和も最新の調査で角型ブルワーク付きの連装機銃が発見されましたね。どこにあったものか謎ですが、航空作業甲板辺りかなぁ?

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艦底。プロペラシャフトはクレオスのシルバーを塗りましたが、実物はどう汚れるのでしょう?錆びないのかな。現在の船舶艦艇を参考に面白いウェザリングをしてみたいものです。スケールを考えると、プロペラやシャフトは鈍い金属色のベタ塗りが一番馴染むのかもしれませんが。応急舵も良いモールドでした。

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さて、考証もひとつ。パチ組みでは気にはなりませんが、以前から抱いていた素朴な疑問をひとつ。キットはケーブルホルダーが船体中心線に対して左右対称に付いております。前作比叡もこうでした。

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霧島公式図。これを見ますと、ケーブルホルダーは非対称に設置されております。実艦写真でもそのように見えます。扶桑山城の公式図も非対称です。伊勢長門は未確認。これは副錨があった頃の名残りなのでしょうね。

幸い、キットは錨鎖導板が別部品なので位置変更も可能です。部品が少し大ぶりにデフォルメされているようなので上手く実物通りになるか不明ですが、機会があれば実行してみたいと思います。

言われてみないと分からないようなところですが、かつて副錨があったという経歴を表現して悦に入るのも良いものです。艦齢の古い船ですから。新造時からよくもここまで変わったものだと思いますよ。

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深度合成の出来るカメラが無いと厳しい艦艇模型・・・。が、構造物が増えてボリュームたっぷり、眺めて飽きないキットです。ではぼちぼちボーナスパーツの取り付けです。通風筒、単装機銃、弾薬筐をコツコツ植えて行きます。何かの荒行ですねぇ・・・。

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2017年12月13日 (水)

1/700 艦NEXT 金剛

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FUJIMI 艦NEXT 007 日本海軍戦艦 金剛

建造中です。組み立ての様子をボチボチご紹介。バルジ形状の違いは当然再現してくれるだろうと思っておりましたが、海水が出入りする穴もだいぶ違っていて驚きました。特シリーズでは副砲砲郭にちょっと嫌なテーパーが付いていましたが、今回はスッキリと正しい形状。その他、舷側のモールドもクッキリと良い感じ。

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組み立て説明書の順番をすっ飛ばして艦橋完成。パーティングラインは落とさず、軍艦色や艦底色も塗りませんが、リノリウムや運搬軌条など小物は塗ってみようと思います。

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大満足の艦橋です。諸事情でタッチアップしたところの色が気になります。軍艦色も塗れば良かったかなと思いますが、下地処理も面倒なのでまたいつか。しかし、パチ組みでもこんなにカッコイイ。

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航空作業甲板。特シリーズの金剛よりも細かくなっております。当初、軌条はラッカーで描いていましたが伸びが悪くて苦闘(笑)。途中からファレホに。リノリウム部は無塗装でクレオスのGX114を吹き付けてあります。白化の心配も無くいい感じになってくれます。

同じくクレオスのMrセメントSPも導入。これもいい商品です。プラペーパーでの小細工に心強い味方。いやーほんとに良い時代になったわ。

ここまではダボ穴調整の必要も無く順調であります。ただ、最上甲板の後端がちょっと浮き気味でしたので甲板の裏を削ってやりました。それよりもボーナスパーツの通風筒取り付け穴の開口が苦行でしたが(笑)。

では、また進みましたら掲載します。

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2017年12月 9日 (土)

超透明テープ

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木甲板、塗り分け中。上に載っているのが窓ガラスのテストピース。

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ある艦船モデラーさんのブログで拝見したScotchの超透明テープを買って来ました。エッチングパーツの半分ほどの厚みで、表面もツルツル、スケール感は充分ですね。

これを粘着剤はそのままに、粘着面で2枚のテープを貼り合わせ、窓枠の裏側からポリプロピレン用接着剤等で接着するようですが、私は粘着剤をラッカーシンナーで除去してみました。プラモデルが溶けてしまうシンナーであっさり除去出来ました。こうすると粘着剤の黄変の心配も無くなると思いまして。

固定方法は窓枠を内側外側の2枚用意して挟み込んでみました。テープを接着する必要は無くなります。窓枠塗装後に取り付ける事も出来ましょう。

簡単な試験なので施工は美しくありませんが、充分実用化可能と思われます。ただ、エッチングの窓枠が小さいので、キットの艦橋部品の窓を切り取り、そこにちょこんとエッチングの窓枠を乗せただけでは施工が難しいでしょう。

本番では窓枠を自作します。窓の上下の壁と一体で窓枠を作り、大きなパネル状にしたもので挟むとキレイに出来そうです。言葉での説明も難しいので、とにかく作ってみます。

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2017年12月 7日 (木)

窓ガラスを入れたい

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ご無沙汰の扶桑です。
ポール・アレンさんが発見してくれたようで。艦橋トップの測距所と主砲射撃所らしき画像には感動しました。武蔵の時のような海底映像の公開を楽しみに待っているところです。さて新情報がどれだけ得られますか。

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私の模型のほうは機銃台の支柱を取り付けて武装を塗装し、そろそろ羅針艦橋の工作です。やはり艦橋にはガラス窓を入れたいので方法を考えておりました。

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方法はいろいろ考えられますが、一番簡単な方法からテスト。ガイアノーツのマルチプライマーを使っている時に膜が出来た事を思い出し、窓ガラスに応用出来そうなので試してみました。

筆で塗るだけなのでとっても簡単です。ただ枠に接する部分にキレが無い。透明度は良いが顕微鏡で見ると何か汚れてますね。強度はあまり無いと思いますが触らなければ問題は無さそう。筆で突っついてみるとふにゃふにゃです。黄変してくるかどうかも心配。

右の4コマはファレホのグロスメデュウム。乾燥する時に引っ張られて破れました。

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内火艇の窓のようにとても小さいところには使えそうです。

やはり艦橋にはセロハンテープを使う方法が良さそうです。Scotchのテープを使うそうですね。のりをシンナーか何かで除去して、窓枠を前後2つ用意して、テープを挟む方法を考えております。上手く行きますかどうか・・・。

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木甲板の塗りわけ始めました。この状態から筆塗りするのは大変面倒です。はみ出しは気にせずファレホで下塗りして、油絵の具で整えて行く予定。

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