2017年1月10日 (火)

61式戦車を作る その28

しんぼう出来ず履帯を塗る。

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プラ棒の履帯ピンを適正な長さにカットして埃色を吹き付け。
もっと灰色味の強い色のほうがよかった。ま、どんどん色を置いてみよう。

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土はMrウェザリングペーストのみでやってみます。畑の土のような質感が欲しくて試行錯誤。手近にある微粉末を適当に混ぜてみました。

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重曹を加えると小石混じりの泥のようなものが出来ます。他にレジン用の脱水剤(ゼオライト)が視界に入ったので加えてみました。後者の効果は何だか良く解らない。まあ増量剤にはなっているのか、いないのか。

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ジオラマ用の微細な砂が良いのかもしれませんね。
タミヤのテクスチャーペイントも良い感じの土っぽいですね。次回用いてみたい。

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こんなにギンギラギンに履帯を塗る人もおらんだろうなと不安になって来ますな。でも61式の写真を見ているとこういうのが案外多いんですよ。

銀色はクレオスのメタルカラーですが、土を乗せた後で擦っていると銀色の微粉末が土の上に落ちて目立ってしまいます。ラメ入りの土になっちゃって(笑)。土を乗せる前に擦っておいたほうが良い。

そうなると、銀色の部分を汚さぬように面相筆で土を丁寧に置いてやる必要があり、作業効率が良くないです・・・。ま、これでぼちぼちやって行きます。

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2016年11月22日 (火)

61式戦車を作る その27

機関室のルーバー補足。

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オイル給油口の小ハッチは、ご覧の通り4枚のルーバーにまたがっておりますが、これはどうやら初期型の特徴らしいです。5枚目は開口していない。

Reference001 Reference002
良い比較写真が無いので「グランドパワー」03年11月号別冊の助けを借りましょう。良くご覧ください、小ハッチのルーバーは3枚です。4枚目が開口していない。

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ファインモールドの小ハッチは正方形に近い形をしており、何か違和感を感じておりましたが、89号車の写真と比べると大きな問題は無い事を前回の記事で書きました。

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タミヤの小ハッチはこのようにルーバー1枚分短く長方形になっており、ルーバーの枚数を数える事は出来ませんがこの形状は正しく後期型の小ハッチを表したものです。

普段は、写真の多い後期型の小ハッチばかりを見ていたのでこの印象が強く、ファインモールドのキットに漠然と違和感を抱いていたわけです。と言う事で、ファインモールドの小ハッチは正しく初期型の形状であり、タミヤの小ハッチは正しく後期型の形状と判定。

こんなところにも違いが潜んでいたとは思いませなんだ・・・。ファインモールドの「61式戦車改修型」キットはおそらく初期型のまんまでしょう。全く目立ちませんが(笑)、改造のポイントですな。

さらに調べてみますと、最初の量産車ST-0005(90-6005)号車にはこのオイル給油口の小ハッチが存在しないらしいです。雑誌「丸」平成23年1月別冊に神宮外苑をパレード中の5号車を上のほうから撮った写真があり、不鮮明ですが小ハッチやそのロック部、ヒンジ部らしきものが全く見えません。

先行量産型とも言える最初の10輌の量産車0005~0014号車には小ハッチが無いのかもしれません。宇都宮駐屯地に0008号車があるので、お近くの人はご覧になってください。近くに住んでおれば私も飛んで行くのですけどね・・・。

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追記:0008号車のその部分をばっちり撮ってもらってましたね。うちのサイトにありましたわ(笑)。これで考証確定です。それにしてもリサーチは難しい、先入観との闘いだ。サイトに掲載してだいぶ経つのに気が付かないとはね。まだまだ61式にはいろいろありそうですぞ。

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さて、履帯を塗装する準備を進めております。このように完成時に見えない部分にプラ板の小片を貼ってみました。これによって誘導輪と履帯の中心線が一致します。接着してしまう場合もこの位置にひと工夫しておくと簡単にぴったり決まるかと思います。誘導輪と上部支持転輪と起動輪で位置が定まっておれば、転輪には小細工は無用でした。

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次に、キットの誘導輪の幅について。実車写真を見ますと、誘導輪の内外ともに履帯のゴムパッドが少し見えています。

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キットはちょうどゴムパッドの幅と同じくらいで、少し幅を詰めてやる必要がありそうです。

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見え難い写真ですが、センターガイドと誘導輪の間の隙間はキットほど大きくない事が解ります。

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さらに、誘導輪の内輪と外輪の間にはテーパーの付いたリング状部品が挟まっています。2個目を作る時は完全に再現してみたいと思います。そこまでやると足回りを泥だらけには出来ないねー。

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上部支持転輪もしっかり位置を調整して履帯と接着。が、外してみると中心線が一致しておらず焦りました!しかしながらキットの組み立て方としてはこれで正解らしいですね。中心を一致させると履帯がフェンダーからはみ出しますから。おそらく上部支持転輪の基部部品を削る必要があるのでしょう。

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実車の様子。上部支持転輪が偏って付いているという事は無いでしょう。走行中の履帯は多少は左右にも揺れ動くのでしょうけど。戦車工学的にはこの辺どうなんでしょうね?興味深いものがあります。戦車の走行装置は模型で見ると簡単な構造物ですが、その設計は奥深いものがありましょう。

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そんなこんなで履帯は塗装準備完了。車体上部の小部品を整えます。まず排気管から。やはり穴を開けないとね!一旦切り離して深々と開けてみました。これは気持ちが良いですぞ。最初は切り離さず加工しておりましたが、だんだんムキになってきましてね(笑)。しかし切り離したほうが仕上げの研磨が容易ですね。

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続いてOVMのパーティングライン消し。数が多く、部品を保持し難いので大変でしたわ。蝶ネジを付けようかと思ったのですが、クランプ本体がそのままでは効果も半減、今回は蝶ネジは付けない事にします。付けるならモデルカステンの蝶ネジがサイズもちょうど良いようです。実車ではボルトが突き出しているので0.2mmの真鍮線を挿してやる必要があります。

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各ハッチの取っ手、電話ボックスを接着。一部にボルトを追加。機関室上面を支えているフレームを固定するボルトです。これは61式のおしゃれポイント。整備の際には取り外すので良く塗料が剥がれて銀色に光っています。ウェザリングのアクセントにもなりましょう、小さくて目立たないが。

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サフを吹いて準備完了です。が、OVMには自動車番号のデカールを貼らなくてはならない。作業の段取りをどうしたものか・・・。いちいち全てのOVMにデカールを貼る戦車なんて陸自戦車キットくらいのものじゃ!クリアー研ぎ出しをするなら車体に取り付ける前にODを塗るのが良いが。

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・・・まだ悩んでますが、排気管のカバーを曲げてみる。良く出来ておりますがディテールアップしてみようかなと。鋼材が交差するところに曲げ加工が無いとなんとなく雰囲気が出ない。車体への取り付けボルトも欲しい。そうなると結構面倒くさいですなぁ。

つづく。

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2016年11月13日 (日)

61式戦車を作る その26

はや11月。うかうかしてるともう師走ですな・・・。

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年内には絶対完成しないと思いますが、左側も履帯を装着してホっとひと息。もうこの後は単調で面倒くさい作業は無さそうなのでやれやれですわい。

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左側履帯も右側と同じ調子で長さを詰めたら今度は短過ぎてひと騒動でしたよ。顕微鏡を使って穴の位置をずらしたり。あーでもようやく戦車らしくなりました。戦車模型をいじり出してもなかなか履帯を装着するところまで進まないのですよ、困ったもんじゃ。今回はほぼストレートに作っているためでしょうな。ちゃんと完成する望みはある(笑)!

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ちなみに車体底面は今こうなってます。Mrウェザリングペーストや油絵の具で加筆。ウェザリングペーストはとても良いですね。買うならウエットクリアーも必ず買いましょう。あれを混ぜないとあんまり良い泥色じゃなくてガッカリしますが、混ぜると一変します。

初めは「そんな濡れた表現はしないのでいらないや」と買わなかったのです。そのまま塗って乾燥させてみたら、なんか変な色、変な質感・・・。ピンとくるものがあって、試しにクリアー塗料を上塗りしたらすごく良い色になりまして、「おお!これはもしかして!」とまた模型屋に走りましたよ(笑)。

ただ、あんまりボソボソとした畑の湿った土の質感は無い。砂を混ぜると良いそうで、クレオスさんにはそういう質感を出す添加物を発売して欲しいですね。砂と言いましてもいろいろで何を買えば良いか悩みますわ。ジオラマ用の砂かのう?

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で、機関室にファインモールド純正エッチングパーツも貼りました。なかなか繊細なメッシュで印象は大変よろしい。位置決めはシビアですね。ずれると目立つでしょう。ひっつき虫で慎重に位置を調整しておいて、横から粉少なめのアルテコをスッと流すようにして固定しました。硬化後に研磨してるので接着剤がはみ出たような痕も無くきれいに貼れました。アルテコが流し難いところはガイアのマルチプライマーを流してます。これだけでも結構くっ付きますね。無論、車体側のサフは事前に剥がしておきます。

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実車では人が上を歩き回ってメッシュが潰れている写真があります(全く潰れていない写真もありますが)。試しに最前部を潰してみると実車の雰囲気が出ません。キットではルーバーの枠に対してルーバーが少し下がっているために、ルーバー枠の周囲だけメッシュが浮いてしまってかっこわるいのです。実車のルーバーは枠に対してほぼ面一のようですね。このキットでは無理にメッシュを潰さないほうが良いと思います。

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他に、この赤い部分。前部には出っ張りがありますが実車にはそのような造形は無い。後部は機関室上面板に対してルーバーが一段落ち込んでいますがこれも実車には見られませんね。

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実車の前方部分。小ハッチが無いのが初期型、有るのが後期型です。ここの小ハッチは機関室内の水抜き用ドレンのロッドを操作するためのものだそうです。開け閉め簡単なハッチが有ったほうが便利ですよね。

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後方部分。うちには解りやすい写真が無いので雑誌などを参考になさって。
各部のボルトも少し厚みがあったほうが良いかも。実車も薄い印象のボルトですけどね。塗装で強調も出来ましょう。

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さらにオイル給油口の小ハッチ。このエッチングパーツは何か変?だなと感じ調べてみると、青い部分は板で埋まっているのが正しい。赤い部分の切欠きは何故存在するのか解りませんでしたが、付けてみるとやっぱり無意味。実車にも無いですね。

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初期型の様子。後期型も同様でしたねぇ。

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キットの小ハッチのサイズはまあまあと思われますが、微妙に実車とは違うかもしれませんな。きちんと測定しておりませんが・・・。

キットのルーバーは、隙間を開けるためにデフォルメされております。プラ部品の厚みを確保しつつ隙間を開けるために、ルーバーを少しずつずらしてあり、外側から順にずれているので最後の内側の一枚は非常に圧迫されてルーバーの幅がほぼ失われております。ルーバーの枚数は正しい。

まあここは仕方の無いところで、隙間を設けず実車通りのルーバーとするか、多少デフォルメしても隙間を作っておくか、キット設計の際にはどちらかを選ばなくてはならない。私は隙間は無理に設けなくても良いから実車通りに、と考えるほうですね。隙間があるのもなかなか良いものですけど~。

ではでは、履帯を外して塗装の準備。

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2016年10月20日 (木)

61式戦車を作る その25

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今日は履帯のお話を。このキットは履帯側面のピン穴を開けると効果的ですね。グッと61式らしくなります。片側だけですが組み立ててみました。接着剤は使っていません。プラ棒のピンで結合しているだけ!

泥をつけるだけならこのまま接着剤を流しても良いのでしょうが、履帯の各部が起動輪や転輪と接触して金属地肌が光っている様子を細かく表現したいので、塗装の便を考えて可動式に改造しました。上部転輪だけは浮いてしまうのでここだけは「ロコ組み」ですね。

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また、こうしたものを組み立てるのは初めてなので(笑)、いろいろと手順を考えなくてはならず、安全策を取ったという事もあります。誘導綸や転輪が履帯の中心に来るようにプラ板で小細工をしようか、などといろいろと作業工程が頭に浮かんでいます。

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実は最初になんら調整をせずピンで結合していたのですが、履帯全体で履板1枚分の約1/2程度長過ぎてぴったり合わなかったのです。誘導輪の位置調整で吸収出来るゆるみではなかった・・・。

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起動輪と履板が深く噛合うように履板の穴を削って調整しています。右の無調整の状態ではほんの少し起動輪から浮いてしまうようです。順番に上から接着しても下のほうが少し浮く。僅かに長過ぎるのかもしれない。

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実車ではもうちょっとぴっちり噛合っています。

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しかし、他の人のブログなどでは履帯が合わないと言う報告は皆無。起動輪側で余計な調整をしたので合わなくなったのか?とも思いましたが、こういう物は接着剤が硬化すると少し縮むそうですから、それでちょうど良い長さになるように設計されているのかもしれませんねぇ。浮き気味の所もプラが溶けてちょうど良く嵌るかもしれんしのぉー。

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が、長過ぎることは長過ぎるらしく、こちらで良く解ります。下がなんら調整をせずそのまんま組んだ状態。上は一枚に繋がっているパーツです。そのまま組むと少し長いのが見えると思います。これを放置して可動式には出来ないわけで、適正な長さにしてもまだ心配で、逆にこのくらい縮むように調整してみました。全体で履板1/2というとだいたい2mm程度になりますか、かなり縮める必要がある・・。

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そのおかげでもうビチビチにタイトに、見事にぴったり結合出来ました。軽くテンションが掛かっているので挿してあるだけのピンも抜け落ちる気配が無いほどに。履帯部品全ての結合面を削り込んで調整してあります(疲れたわ・・・)。

起動輪側で見るとこの赤い部分ですね。無調整のほうは直線になっていますが、調整したほうは半円形に削り込み、そのぶんだけ深く噛合っています。

Track202
その半円形の形状は実物にもあるのです。この再現を意図したのではないのですが、結果的に、必要に迫られてそうなりましたねぇー。

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ついでに申しますと、このピン脱落防止のコの字型の針金をなんとか再現出来ないものだろうかと思案しています。1個や2個は何ということも無い工作ですが、数が多いのじゃよ・・・。徹底ディテールアップをする時には挑んでみたい。

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起動輪の歯と噛合う履板の穴も実車に合わせて少し縦長に彫ってありますが、こうしてみると左の無加工の物と違いが解りませんねぇ・・、まだまだ削る必要があるのだろうか。起動輪の歯の厚みはまあまあ適正な範囲にあると思われます(おかしいのは履帯形状のほうかもしれない)。ただし、歯の先端にテーパーを付ける必要があります。

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実物。歯はだいぶ磨耗しているようですがこんな感じになればベストの造形。履板の穴が縦長なのが解ると思います。モデルカステン製の履帯がこれを正しく再現しています。さすがマイスター富岡!

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他にもファインモールド製履帯に勝るモールドを持っています。商品紹介の画像を見るとセンターガイドの穴もうっすらとモールドされているようですね。

Track204
予備履帯。モデルカステンといえどもさすがにセンターガイドを中空成形は出来ないが。予備履帯にはピン穴を開けて、ピンも一本挿しておくと良いでしょう。私もそうしてみます。

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履帯の薀蓄はそんなこんなで、塗装のプラン。
タミヤのキングタイガー用履帯を引っ張り出してきて実験しました。ラッカーで埃色を吹いた後、光るところにMrメタルカラーを塗布後、Mrウェザリングペーストで泥を付け、メタルカラーを磨き、最後にMrウェザリングカラーのサンドで輝きを少し抑えています。

輝きの抑制は、エナメルや油絵の具の黒や埃色を薄く塗っても良いようで、ファレホのマットバーニッシュを塗っても良い。まだ決めかねています。バーニッシュを塗ると塗膜も丈夫になるでしょうから、埃色を混ぜたマットバーニッシュが良いかな?

頭に浮かんでいた事を試してみたのですがこれで良好なようです。メタルカラーはクロームシルバーとアイアンを混ぜてさまざま変化を出せるようです。明るいほうから暗いほうへとアイアンの量を増やしています。

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抑制していても光線の角度によってはかなり明るく光る。タイガー戦車なら暗いほうが重々しくて良いでしょうが、61式は結構明るく光っていますからねぇ。

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今津に保存されている実車。展示などの為に回収車で時々動かすらしく、我々には好都合な状態です。この履帯の錆びているところが生きている車体では光り輝いています。これを再現してみますよ。

転輪のセンターガイドと接する部分も泥色の中できらりと光ります。誘導輪も磨かれた後で埃や泥が付着し面白い状態になります。61式戦車実動中の資料写真は充分集めました。ぼちぼち塗って行きまーす。

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2016年10月13日 (木)

61式戦車を作る その24

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こうなりました。明るい乾いた埃を車体下部の全てにまぶし終え、これから車体底面の前端やサス基部を重点的に暗い泥を付けようと思います。

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以前の状態。こっちでも良かったような気がする(笑)。迫力あってイイっすよ、これに暗い泥を付ければちょうど良いのではなかったかと。でもオイル漏れ過ぎで、これじゃ廃車です(笑)。

Mrウェザリングカラーは、筆で伸ばして行くだけだと薄ぼんやりと表面を覆って「きな粉餅」状態になりがちですが、こちらのようにたっぷり吹き付けて一日放置後に懸命にうすめ液に浸した綿棒で擦り落とす方法も面白い。WW2戦車の冬季迷彩には良いのではないかな。泥汚れとしても厚く堆積した様子になりますね。勉強になったわい。

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側面。暗い土を増量しておきました。あまり深く考えず元気良く泥んこ遊びをしたほうがかえって良い結果になるのかも。だが前の状態のほうがお上品で良かった気もする(笑)。このへんの按配がわかりませんなぁ・・。

それはさておき、埃も土も色が単調なので変化を付けたいが、Mrウェザリングカラーの部分は上塗り出来ないでしょう。間違いなく下の色が溶け出してぐちゃぐちゃになるでしょう。アクリル系のトップコートを吹いてみようと思いテストピースを用意しています。上手くコート出来るようなら油絵の具で調子の変化を付けてみたい。

自家製の暗い土もタミヤウェザリングマスターのマッドがもう残り半分になってしまって、転輪や履帯を塗るには足りず、作る度に色が変わってしまうし諸々作業効率も悪いので、Mrウェザリングペーストを導入します。

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まー、なんのかんので良い訓練になりました。ウェザリングがこんなに面白かったのかと。「AFV模型冬の時代」と呼ばれる頃に1/72戦車をドライブラシ仕上げして以来かな。随分昔の話だ・・・。あの頃の風潮は明暗の階調を与えてはいるが汚れ表現としては単調なもので、今日のウェザリングほど複雑多様な色彩と各種エフェクトの仕上がりでは無かったねぇ(始祖バーリンデン氏の作品は今見ても豊かな色彩に溢れているけど)。

細部の徹底工作をせずとも、塗装だけでも充分面白い置物が出来るのでしょう。塗装でリアリティを出すわけだ。長く見つめていても見飽きることの無い情報量を持った模型となるのですな、上手く塗れば。

素組みも悪くないのでしょうが、ある程度は工作しないとね。そのへんを考えながらボチボチ参ろうかのー。

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転輪や履帯を処理中。車体下部側面はなーんも見えなくなるな。

次回はキットの考証も再開しよう。キットの履帯は一見良く出来ているのですが、起動輪と噛合う穴が正方形に近く、実車の雰囲気が出ていませんね。モデルカステンの履帯はこの点正確。さすが富岡氏の設計か。

また起動輪との噛合いも浅い。起動輪と噛合う履板だけ加工してみます。そうした加工をしてもきれいに全体が繋がるのか不安もありますが、まあやってみましょう。

起動輪の歯も厚過ぎるらしい。実車のように先端にテーパーをつけてもなお履板の穴に対して厚みが有り過ぎる。タミヤのほうがリアルなくらいで。

詳細は次回にて。

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2016年10月11日 (火)

61式戦車を作る その23

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またフィルタリングのテスト。
こんなことばかりやっているのでお仕事原型が停滞気味ですよ・・。

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実際の色味はこれが近い。青白過ぎて不安になるくらいでした。上面はもっと白く感じたし。調合していたODもテストに使い過ぎて減って来たので新たに調合しております。メモしときます。前回調合に使った色を忘れて過去の記事が役に立ったわ。

クレオスの陸自ODがもう無いので代わりにウェポン用OD、それとネービーブルー。
明るい所は明灰白色(三菱系)やガイアのノーツフレッシュ。
前者は冷たい感じになり、後者は暖か味を感じる。

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フィルタリングして、埃とシミと錆を少々加えた状態。こんなに変わるんですね、エイブラムズを塗った時より驚きが大きかった!これなら上面や突起物はもっと白に近付けても大丈夫そうだ。最終的に違和感無くまとまるのでしょうね。暗い所も黒を混ぜなくても充分だわ。

ただ、エナメルのフィルタリング層が溶け出すのか、ウェザリングカラーを塗り広げ難い感じ。フィルタリングは油絵の具のほうが良いのかもしれん・・・。もしくはエフェクトを施す度にトップコートでも吹いておくか?他の人の技法をまた調べてみようと思う。

フィルタリングに使った色は、シーブルー、ブラウン、デザートイエローにライトシーグレイ。

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ついでに、油絵の具とウェザリングマスターの泥に重曹を混ぜてみたら、小石混じりの泥のような物が誕生しました。これはこれで何かに使えそうな。

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さて、本番でござる。広い面積にウェザリングカラーを塗り広げるのも慣れて来た。少しウェットなドライブラシみたいに擦り付けて伸ばすように塗り広げてます。塗料の濃度調整が微妙で面倒と言えば面倒な。拭き取っていないと艶は出ないようです。が、やはりピグメントのほうが合理的とちゃうか?・・・

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履帯で運ばれた畑の土みたいな泥が上から降ってきて、突起物にボソボソくっ付いた状態をイメージしました。おとなし過ぎるのか今ひとつ意図した物とは違うが。

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転輪や履帯が付くとこれでも良いのかな?と思う。履帯の塗装後にまた泥汚れが不足するようなら追加しようと思います。履帯はロコ方式でしょうねぇ。やった事無いぞー、接着強度不足でバラバラになったりせんのかー(笑)。

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砲塔はもっと明るくしなくてはならん。本番ではこのテストピースを基準に調整致そう。

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2016年10月 6日 (木)

61式戦車を作る その22

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塗りなおしてまーす。あのままでも良かったような気もしますが・・。Mrウェザリングカラーは割りと簡単に洗い落とせました。上から油絵の具を塗った部分はしぶとかったけど。

MIGさんから学んだ事も少し取り入れてみました。車体下部の前後は軽く明暗をつけて、シーブルーとブラウンのフィルターを掛けています。下地の黒が強過ぎた感もあり、この辺の按配は学んで行かねばならんのう。上から加えるエフェクトと響き合うものがよろしゅうございますな。

車体下部側面は部品を取り付けた後ではマスキングも面倒なので明暗の調子は無し。底面は軽く明るくしてあります。

ODはカーキーグリーンに比べて暗い。パッとした美しさが無い。フィルター掛けてもどんよりとした色ですなぁ。ODはあまり明るくすると違う色になっちゃうので困ったもんです。クレオスのカラーモジュレーションODセットをベースに陸自らしいODを調合出来るのかもしれん。

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そして、グランドブラウンでピンウォッシュした後、フロントフェンダーから埃を付けています。ウェザリングカラーのグランドブラウンはそのままだと大地の色と言うよりもオイル汚れの色に見えてしまいます。使いようだと思いますが生のままでの多様は避けたいと思います。

問題の埃表現ですが、いろいろ実験した結果ウェザリングカラー主体で施す事にしました。前回といっしょですな結局・・・。ただ今回はうっすらと積もった埃表現としたい。広い面積を微妙に調子を変えながら包み、ODもうっすら透けて見えるように。

この薄い感じを出すのが大変面倒です!ピグメントのほうが早いでしょうなぁ。まああれやこれやと塗料を増やしても何なので、ウェザリングカラーに習熟してみたい。

湿った暗い土は、タミヤウェザリングマスターのマッドにスノーとススを少々、油絵の具のバーントシェンナを加えてエナメル溶剤で練ったもの。油絵の具のおかげで微妙に艶があるらしくウェザリングカラーのように渇ききった感じにならず丁度良い。様々な実験中に編み出した技ですが、たぶんウェザリングペーストと似たような物質ではなかろうか?調合に手間が掛かっているだけかも(笑)。

まー、ウェザリングペースト、カラーモジュレーションセット、フィルタリングカラー、ピグメントと商品が目白押しですが、今ある材料と根性でどーにかなるはずだd( ^ω^ )

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2016年9月30日 (金)

61式戦車を作る その21

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ウェザリングのテストピース。

以前組んでいたタミヤのM1A2を利用。パーティングラインも消さず、ただ部品を接着しただけ。下地処理を省略するとプラモデルって楽ですな(笑)。エイブラムズは好きで、いつかは作ろうと思っていましたが、今作るなら外国製キットのほうが出来が良いので、もうこいつは様々な実験台になって頂こうと。

欧米モデラーのウェザリング方法の解説をいろいろ見ているうちに、ふと実際にやってみたくなりまして、Armour Modelling131号のMIG氏の記事を真似して塗ってみました。

下地に黒サフを塗布。
ラッカーのカーキグリーンを基調に簡単な明度差を与えておく。
タミヤエナメルと油絵の具のグリーンをエナメルシンナーで希釈してフィルタリング。
その上からブラウンを同様に作りフィルタリング。

人生初のフィルタリングでした。フィルタリングの効果というものが良く解りました。もうこの段階で美しい色相と明度の変化があり、このままでも良いんじゃないかと思えるほど充分に面白みのある表面になりました。また、エナメルが主体なので乾燥が速い。

次に、油絵の具とテレピンで各部をピンウォッシュ。ちょっと艶が出て、まだ乾いていない様子だ。エナメルシンナーを使っても良かったかもしれない。

そして、砲塔前面辺りをドッティングによるレインストリーク。最初は全部色が混ざってしまった(笑)。ま、徐々に要領は掴みました。

最後に、ファレホのダークラストで暗い錆を軽くチッピングし、そこにエナメルのシルバーで乗員が踏んで磨かれた鉄の地肌を描き、タミヤのウェザリングマスターやクレオスのMrウェザリングカラーで埃表現。

部分的な試験でしたが、朝から始めてお昼前には上の画像の状態になりました。効率が良い技法ですねぇ。またそれぞれのエフェクトも大変効果的で感心しました。特にフィルタリングが良い。もうこれだけで色の深みがあります。

問題は埃の表現方法です。
Mrウエザリングカラーだと色の染みのコントロールに困難さを覚えます。自然に馴染ませるために擦っていると艶が出る。一番楽なのはウェザリングマスターですね。しかしこれは表面に乗っているだけで定着はしていないのが気になります。触ると剥げそう。油絵の具やエナメル、またはファレホで埃を描いていく方法は自由度は高いが時間が掛かりますねぇ。

埃表現に関しては、自分に合った技法が定まらず。

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さて、製作中の61式戦車と比べてみました。技法がぜんぜん違う・・・。

欧米系の塗りは色相や明度の変化に富み、模型にはものすごく映える塗り方だと思います。しっとり潤いのある塗り方、ウエットな表現とでも言えましょうか。

しかし陸自AFVをそのやり方で塗ると何だか幻想的な雰囲気をまとってしまい、「そんなにきれいに汚れてねぇーよ」と言いたくなります(笑)。かと言って、色の変化を抑制してしまうと模型としては無味乾燥と言いますか、ちょっと乾ききって面白みの無いものになってしまいそうで。悩みますな。

しかしフィルタリングは取り入れてみようと思います。この車体下部はこのままでも良いかもしれませんが、ちょっと色の変化を付けてみましょう。完成後は見え難いのでいろいろ実験も出来ますわい。勝負は車体上部ですなー。


で、午後からはお姉さんフィギュア作り。完成見本製作にフィルタリング応用出来んか・・・。

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2016年9月24日 (土)

61式戦車を作る その20

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その後こうなってます。
試しにエアブラシでMrウェザリングカラーを吹き付けてみると、いい艶消しで埃まみれになってくれました。調子に乗って吹き付けているとOD色が見えなくなってしまったが(笑)。

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そのまま疲れて寝てしまい、一晩放置した表面を専用シンナーに浸した綿棒で擦ってみると、かなり硬いがちゃんと落ちてくれた。

まだ艶があって、竹の子バネが装甲板に映りこんでいたりするが、最後に艶消しクリアーを吹く。擦り過ぎでしょうかねぇ・・・。

で、一日で終わらせる事が出来ず、さらに一晩放置。2日経っても落とせますね。柔らかい調子にはならないけど。また、ほぼ乾燥した表面ならその上から再び塗り付けても下地が壊れる事は無いみたいで。シンナー分が多いと染みが広がっちゃいますけど。そんな時は小皿に取ってシンナーを飛ばしてます。いろんな使い方が出来る面白い塗料です。

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今はスイングアーム基部あたりを小さなタッチで描き込んでいる最中です。やや単調な印象が心配で転輪をつけてみた。履帯の色も加わればまた印象も変わって来ようか。

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砲塔も乗せてみる。写真の色がアレでスマン・・・。

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うーむ・・・車体下部側面はこんなものかな。

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底面はどうもしっくりと来ない。湿った土色を加えてみようか。

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正面下部もやや単調。湿った土色がちょっと見えると良くなりそうだのう。

お仲間からMrウェザリングペーストを薦められたので使ってみようか!
暗くて重い土色があるね。

乾いた埃色の上に、湿った畑の暗い土みたいな塊が、竹の子バネやショックアブソーバの上部、スイングアーム基部に付着している実車写真がある。上を走る履帯から降って来るんだろうね。


・・・などとやってる場合じゃないのだが。フィギュア原型が進んでおらん(`Д´)

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2016年9月20日 (火)

61式戦車を作る その19

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おもむろに車体底面から楽しいウェザリングを始めています。

Mrウェザリングカラーを使用。油絵の具みたいにブレンディングが出来るな!と気が付いて、思う存分筆を動かしていたら艶が出てしまって・・・。撮影にも苦労した。綿棒で拭き取っただけのMBシャーシは艶消しになっているので、たぶん使い方が間違っているのだ・・・。とにかく乾燥させないと続けられないので、埃が付かないように箱に仕舞いました(笑)。

ブレンド出来るならMrウェザリングカラーだけで出来そうじゃん!と思いましたが、ピグメントも投入せにゃいかんかな?

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