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2017年4月21日 (金)

12.7cm高角砲とエッチングの手すり

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ナノドレッドの高角砲を組み立てて艦橋との合いを見てみる。これはほんとに便利なパーツです。

ただ、いくつか気になるところを軽く調整します。まず、真ん中の蓋のX字型のプレスリブは実物には無いみたいよ。蓋は裏側に補強があってリベット留めされています。リベットの並びはX字型の物とそうでない物があるようです。まだプレスリブの物は見付かりませんが存在しないとも言い切れず・・・。とりあえずXの凹部を埋めてやります。

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窓の間の仕切りの上方の曲線が乱れているので修正する。

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信管手の部屋の補強リブも整えてあげよう。

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艦橋両舷の高角砲は後ろが全く見えなくなりそうなので何も手を加えない事とする。後ろも見える場合は信管手のお部屋もちゃんと作ってやると良いでしょうね。

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良く出来たアクセサリーパーツで無改造でも充分な密度があり引き立ちます。が、砲架などの細部は古い考証のまま作られているので、そろそろリニューアルがあっても良いのではないかと。金型の元が取れてからでいいですけど。

実物は南方に結構残存しているらしく、国内にも日植記念館だったかな?陸奥の物があったと記憶しています。写真は探してみるとけっこう見付かります。多くは旅行の記念写真的なものですが、それなりに情報が得られます。

人物と比べるとかなり大きな物だと分かりますね。現用戦車の120mm砲よりも大きいのが連装ですからなぁ。画像右上の方、信管手の部屋に座ってるオバチャンが面白い。

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で、各部を整えて下地処理完了。

一緒に写ってる手すりにご注目頂きたい。以前からやってみたかった技法を実行してみました。画像左にある3コマ並んだ手すり、一塊に見えますが実は3つに分割された物を並べている状態です。F字型にカットした物をFFF・・・と並べてキレイに揃っているか確認しているところなのです。「F型法」とでも呼びましょう。下端部はL字型に曲げて90度向きを変えてあります。

下部艦橋甲板に純正エッチングの手すりを使う場合は甲板の上から手すりが生えているようになりますが、今回はこの甲板直下の壁面から手すりが生えている様子を再現してみます。同時に手すり端の横棒が構造物の壁で終わっている様子も再現します。

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下準備中の様子。手すりを接着する溝を彫っておきます。手すりの間隔をトレースしたマスキングテープを貼って彫って行きます。他にもいろいろ仕上げの研磨を実行中。

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甲板と壁の間に衝立と言うか水切りと言うか、ちょっと高くなった部分を貼り付けてサフを盛り付けて乾燥待ちの様子。手すりを差し込む穴を残してあります。

たまたまステンレスの手すりを使いましたが硬いので削るのが大変でした。ヤスリで削っている途中で歪んでしまうのでその修正が難儀。ただ要領が良くなってきて3コマ目を作る時はカッターで正確な寸法にカット出来るようになり、ヤスリで長さ調整をする必要が無く、歪みを取る工程を省略出来ました。

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高角砲に戻り、サフを吹く前の状態を記録。修正したところが良く解ると思います。砲口には穴を開けてあります。先に0.1mmの穴を開けて、0.2mmに広げました。顕微鏡をもってしてもなかなか中心線を捉える事が出来ず苦労しましたが、面白かったですよ。こうした作業も徐々に要領良くなってくるでしょうね。

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艦橋に置いてみました。ギリギリですねぇ。本砲、特にオーバースケールと言うわけではなく、簡単な計測で0.3mm程幅が広いようですが、これを修正したとて大して印象は変わらないでしょう。シコルスキーさんの平面図に見られるように、装填手達が動ける余裕が感じられるようにするにはどうすれば良いのか?ま、次に扶桑を作る時は綿密に計測してみたいと思います。今回は気にせず行きますわよ。

そんなこんなで盛っておいたサフも硬化したようなので手すりを植える工程に。ポリパテの美少女もガチガチに固まったようだの。荒削りの時は少し未硬化のほうが楽に削れるのですが。


追記:植えてみました。

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清水海水タンクから出ている水道管?を再生しておきます。下のトイレに使う水なのかな?

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一本目を植えます。なかなかガッチリくっついて筆で撫でたくらいではびくともしない。今のところ目論見通り。アルテコの液のみで接着しています。角度調整の時間は結構長く取れますね。

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二本目。穴が浅かったようで彫り直して接着。また縦方向に横棒が歪んでいたので硬化後に何とか修正。板の上での調整は不十分だったようだ。

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3本目。穴の位置がズレてきて予定よりも少し後方に植える事になったが許容範囲で助かった。横棒は縦方向は良かったが横方向にズレていた。しかも上の棒を適正位置にすると下の棒が内側に入ってしまうという厄介な状態。完全硬化後に何とかしてみたい。

棒の繋ぎ目は後でサフを塗しておく。

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こうした角度からはまあまあである。んー、実現可能とは言えどまだいろいろ工夫を要する。この後方は曲線を描いているのでさらなる困難が予想されるが・・・。

つづく。

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