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2018年11月17日 (土)

大和その9 ジブクレーンその2

ジブクレーンの工作も上手く行きそうな気配ですので途中経過をば。

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諦めきれず真鍮のアングル材って出来ないかなと思いまして再度試作。タガネでの削り出しです。一応出来たのですがあまりに薄く細く強度が無く、不用意に摘むと歪んでしまいます。一緒に写っているのは0.08mmの銅線ですのでアングル材の厚みはどのくらいになりましょうか・・・。折り曲げる方法も試しましたが割れてしまったので撮っていません。0.05mm厚真鍮板の折り曲げのほうがまだ現実的な感じでした。後日また試してみますが、今回は角材で製作を進めます。

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ジブの俯仰機構です。瞬着なら何でも良いと思いますが私はアルテコの液を使っています。結構丈夫ですよ。変なところを摘むと砕けますけど。まあどの瞬着を使っても強度は大した事は無いだろうと諦めております。メタルロックも極端に小さなものには不向きですね。

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滑車を収納する部分。外から見えるところだけアングル材風に削っております。90度にカチッと削るのはなかなか難しい。もう40倍でも良く見えないので・・・。

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で、途中思うところあってプラ材に変更しました。真鍮とプラは一長一短ありますが、今後の工程を思うと接着の問題の無いプラのほうが安全ではないかと。プラはぼんやりしたものになりますけど拡大しなければさほど違いは無く。

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プラの利点は切り出し易さ、穴の開け易さでしょう。重ねて穴の位置を揃えているところ。これまでこういう作業では瞬着の点付け等で対処しておりましたが、BONDICという接着剤を使ってみました。矢印のところが作業後に外したBONDICの塊です。

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こういうものです。あるモデラーさんが使っているのを見て買ってみたのですが、正直申しまして1/700艦船などの微細な模型工作用の接着剤としては落胆を禁じえない性能でした。

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まず、食いつきが非常に悪い。普通の瞬着に劣り、このようにPEの手摺りを付けても簡単に取れてしまいます。PE端面とプラ板表面にはしっかりヤスリを当てて荒らし、シンナーで洗浄してあるにもかかわらず実にアッサリと外れてしまいます。強度を出すにはかなりのイモ付けにする必要があるようです。しかしそれでは意味が無い。

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むしろ接着剤ではなく複製用のパテとして便利な物かもしれません。UV照射しなければ硬化しないのでシリコン型に慌てて詰め込む必要は無く、きれいに詰めたらUV照射4秒で硬化。ボラードもきれいに取れました。あとは塗装のテストだけです。べた付きは無いみたいですがその辺はもうちょっと使ってみなければ何とも。液は筆で塗る事も出来、プラの溶けるラッカーシンナーでキレイに筆を洗浄出来ます(模型用ラッカーシンナーでも落ちました)。光が届かないといけませんので片面取りに限定されますが気泡も無く透明度も高そうなので燈火の自作に良いかも。

私はこのあっさり取れてしまう特性を活かし、工作物の一時固定に使うようになりました。通常は両面テープ等で充分ですがテープが使えない場合やテープでは少しぐらぐらして困る時があります。粘着が強過ぎると外す時に壊れる、粘着が弱いと切削研磨中に動いてしまう。そんな時はこのそれなりに固定力はあるが表面を傷めず簡単に剥がせるBONDICが有効でしょう。接着剤としては問題なのですが使い方次第かなと。

模型用接着剤としてはあまりお勧め出来ませんが求めるものは人それぞれです。商品紹介動画のようにたっぷり盛り付ければ頑丈なのでしょうし、説明書にも接着面積が小さいものは不可とちゃんと書いてあります。私のような模型の作り方には接着剤としては向かないと言う事でありますので。

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続けましょう。必要な部品を全て用意して組み立てます。プラ板上にBONDICで固定しながら流し込み接着剤で接着して行きます。BONDICはイモ付けすればという条件付きですが大きな力が加わらない限りしっかり固定してくれます。外す時を考えて出来るだけ少量が良いです。光って見えるところがそれです。

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滑車が付くところもシコルスキー氏の図面に従って作りました。流し込み接着剤はタミヤの硬化の遅めのものを使っています。硬化は遅いが良く溶けてくれます。クレオスのSPは速くてきれいな仕上がりですがあまりに小さいものは外れてしまう事もあるので使い分けています。が、何を使おうがもうこの大きさでは脆弱。注意しないと簡単に外れてしまいますので腫れ物に触るように取り扱います。

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そして工作台から無事に取り外し成功。外す時にたいてい壊れますけどね。BONDICが少し多過ぎて面倒でしたが。一時固定には物によっては両面テープのほうが良いでしょう。両面テープもシンナーで粘着力をゆるくしてやると部品を破壊せず安全に取り出せます。BONDICの液が尽きるまで状況に応じて使い分けて行きたいと思います。液を補充してまで使い続けるか否かは今はわからない。

次は滑車とワイヤー、ジブの基部やら何やら。電の油絵の具もすっかり乾燥してますのでぼちぼち。

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